投稿

「1医療機関あたりの新規患者数」という微妙な指標

メディアでもインフルエンザの流行が盛んに伝えられていますが、皆様の周辺ではいかがでしょうか。 当院でも、感染制御委員会の師長が躍起になって、マスク着用と面会制限の徹底を訴えています。 私が見ているデータでは、当院のインフルエンザ患者は1月末がピークだったと見ています。 今後またぶり返してくるかはわかりませんが、先週末くらいから落ち着き始めたように感じています。 さて、よくニュースなどでも耳にする、「1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が…」という統計情報。なんか、これって微妙だと思いませんか。 全国的に見ればわずかかもしれませんが、医療機関の数は変動します。 ですから、「先週に比べて」という見方なら有効ですが、例えば「昨年の今の時期と比べて」という使い方には適さないように思います。 そもそも医療機関数で割る必要があるのかな…と。 「全国で〇人」とか、「〇〇地方で〇人」とかでは、ダメなんですかね。 あまり数字が大きいと、実感がわきにくい…とか。 「1医療機関あたりの…」って、いつから発表され始めたのかわからないのですが、昔からずっと違和感を感じているのは私だけでしょうか。 さて、毎年コンスタント(?)にインフルエンザに罹患する私ですが、今シーズンはなんとかここまで無事に来ております。 このまま逃げ切ることができるか…。

病院パンフレットの増刷校正に追われています

現在、来年度の病院のシステム更新に向けて、計画立案に忙しく…といきたいところなのですが、予定にない突発的な仕事は遠慮なくやってくるものです。 今取り組んでいるのが、病院パンフレットの増刷。 パンフレットの用途 当院のような中小病院でも、パンフレットはそこそこお金をかけています。 中が10ページ、それに表と裏の表紙がつきます。 Web全盛の時代とは言え、 対面時、話のきっかけになる。 手元に残る、なにかのきっかけでまた目にする 第三者が手にする可能性がある という紙媒体ならではのメリットは今も健在です。 いつも書いていますが、郊外の中小病院ということで、人材採用は常に悩みの種です。 少しでも、可能性が高められるなら、ということでパンフットやWebサイトには、「多少お金を使っても…」という考えです。 あとは、近隣や関係のある医療機関や施設にも配ったりします。 患者さんにお渡しすることはめったにないので、内容も「そういう」作り方をしています。 診療のことよりも、病院の規模や構成などがわかるような内容になっています。 使用量 現在のパンフレットを制作したのが2015年。その年の末頃に1,000部が刷り上がりました。 現在2019年が始まったばかりなので、3年で1,000部を使ったことになります。 当初の計画では、2年程度でリニューアルするつもりでいたのですが、職員に「節約」が染みついているのでしょう、3年もってしまいました。 「人材採用に寄与すること」を目的に制作しているので、使わないことは「良いこと」ではないのですが、これが中小病院の職員の気質なのでしょうか。 どうした総務課? 2019年、年が明けて間もなく、総務課の担当者が、なにやら事務長に相談しています。 直後、事務長に呼ばれて「もうパンフレットの在庫がないので、急いで増刷したいんだけど」と。 「…いやいや、いきなり私に言われても」とは心の声。 パンフレットに関する担当はそれぞれ以下の通り。 企画制作:経営企画室 配布・在庫管理:総務課 2015年当時、パンフレットの企画制作は経営企画室…というか私の方で担当しました。 ただし、私の仕事はそこまで。 その後の配布や在庫管理、つまり「運用」は総務課の...

新元号の発表は4月1日

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 さて、昨晩のニュースでのこと。 安倍首相の会見で、新元号の発表が4月1日と発表されました。 報道では「システム改修の影響を考慮し…」とのことだが、5月1日が新元号のはじまりだとすると、その間1ヶ月。 システムに携わる人なら、「短い」の一言でしょうが、世間の認識はこんなものなのでしょうか…。 新元号は4月1日発表、現役SEは怒り「現場の負担、なぜ考慮しない」(BussDeedNews 2019/1/4) 私などは、「早く発表してあげれば良いのに。困る人なんているのかね?」と思ってしまいますが、世の中にはこんなご意見もあるそうです。 新元号、早期公表に反対した保守派「今の陛下に失礼」(朝日新聞DIGITAL 209/4/1) うーん、平成になったときは突然だったから、事前に発表されただけでもありがたいとするべきか…。 システムのことだけ考えると、本当にこの「和暦」というものはやっかいです。 医療機関でも、かなり「西暦」への移行が進んでおりますが、どうしても外せないのが「誕生日」です。 患者さんの「取り違え」防止策の一つで 「患者さん自身に誕生日を言ってもらう」が定着しています。年配の患者さんに「誕生日を西暦で」と求めるのは、想像しにくいです。 まあ、しばらくは「和暦」を完全になくすことはできないのでしょう。 今年は、消費税率の変更もあります。 いろいろと外部要因でシステムの改修費用がかかりそうな年ですが、なんとか乗り切っていきたいと思います。

2018年を振り返って

今年も終わりと言うことで、2018年を振り返ってみたいと思います。 今年もいろいろなことがありましたが、特に大きな出来事を3つ。ランキングにして書いてみます。 では第3位から。 サイン改修工事 2018年の前半はかなりこの「サイン改修」に力を注ぎました。 2017年から持ち越しの案件で、春には一段落したのですが、最初に思っていたより、ずっと手間のかかる仕事でした。 取り組んでいた当時は、「各部署の意見調整」と、私自身が慣れない仕事だったのが、この仕事の過酷さの要因だと思っていました。 しかし、少し時間が経って考えてみると、「ほったらかし過ぎた」ことが、根本的な問題だったのであろうと思えてきます。 「ほったらかし」とは…。 医療機関に限らず、ものごとは常に「変化」します。診療科が拡大したり縮小したり、受付の仕方が変わったり、保険制度が変わったり…。 もちろん、日々のことはその場その場で対応しなければなりません。 しかし、「部分最適」の積み重ねが、気づいてみると全体ではチグハグになっているというのはよくあることです。 たからこそ、「全体最適化」がどこかで必要になるのですが、それを長い間怠っていたからこそ、今回の仕事がこれだけたいへんだったのだろうと、改めて思います。 この仕事を通じて、公共の「サイン」のことや、ユニバーサルデザイン、カラーやフォントのことなど多くのことを勉強できました。 それと、現場の職員との距離も、少し近くなったような気がしています。 Webアプリ学習(頓挫していますが) 第2位はコレ。 病院の情報共有のプラットホームがあまりに貧弱で、かといって費用もかけられない、ならば自分でやるか、と一念発起して学習を始めました。 HTMLとSQLはそれまで少しは経験があったのですが、CSSは改めて勉強し直すことで、普段私が担当している当院のWebサイトの修正も、いままで手を出せなかったことができるようになりました。 そして、今なお勉強中で、Webアプリ開発の中心となる、javascriptとPHP。 これらは、初めて勉強する領域なので、本当に苦労しています。 業務で使えるアプリケーションとなると、ユーザーの権限などを管理しなければならず、今のところ、一番の難関です。 ...

カレンダー配りが減少する中、ロールカレンダーはいかがでしょうか

イメージ
取引先からいただいた多くのカレンダーを、各部署が「取り合う」毎年この時期の恒例行事。 大きさや絵柄はもちろん、 高齢者が見ても良いように文字が大きい 情報が書き込める 風景写真、花の写真、スポーツの写真… むしろ、絵がない方がいい など、こだわりは様々。 2か月分のカレンダーをうまく切って、途切れないように使うのは、医療機関では「あるある」ですね。 そんなわけで、この時期、カレンダーが集まる倉庫では、連日職員が品定めをしています。 かわいそうなのは用度の職員。古参の職員から「あの会社のカレンダー、キープしておいて」なんて言われて…。 昔から思っているのですが、このカレンダー争奪戦、本当にムダだと思っています。 メーカーさんにとっては、商談の「きっかけ」になるのかもしれませんが…。 カレンダーの吟味に使われる職員の人件費。その金額があったら、買うなり、病院で統一のものを作るなりしたらいいと思います。 「タダでもらえるのだから」という意見が必ず出てきますが、メーカーさんがカレンダーを制作するコストは、我々に対する売り上げから捻出されるわけで、ほんとに、こんな商習慣はやめた方がいいと思います。 カレンダー配りは縮小傾向 一方、ある筋から聞いたのですが、来年2019年(2020年分)から、製薬メーカーさんのカレンダー配りがNGになるのですと。 製薬協の判断なのでしょうか、裏はとっていませんが、多くの筋からこの話を聞きます。 ちょっとした、書類ホルダーやふせんなどもダメになるみたいです。 製薬企業さん以外でも、、医療機器や、診療材料のメーカーさん、ディーラーさんでも年々厳しくなってきているようです。 テレビ放送で見つけたロールカレンダー そんな中、先週だったと思います。テレビ東京の、ワールドビジネスサテライトの「トレンドたまご」のコーナーだっと思うのですが、こんな商品が。 ロールカレンダー2019(MetaMoji) ロールカーテンの仕組みを利用して、表示期間を長くしたり短くしたり自由にできるのです。 これって、医療機関に限らず、数か月先の予約を取りあつかう現場には大変ありがたい機能だと思います。 お値段3,888円(税込み)。 来年は、...

前月売り上げ発表の儀式

当院では、月に1回、各部署の所属長が招集される定例会議があります。 その中で、最初に行われるのが、前月の請求点数と病床稼働率の発表。 事務長が一通りの数字を読み上げた後、「前年同月比で〇〇点(円)の増(減)です」と発表されます。 「これについて何か質問があれば…」と問いかけますが、質問が出ることは、少なくともこの会議に私が出るようになってから一度もありません。 単なる「儀式」と化しています。 まあ、経営層ではもう少しシビアな話をしているはず?なので、これでもいいのかもしれませんが、本当にムダな時間だと思っております。 各部署の所属長を集めているということは、かなりの人件費が垂れ流されているわけで…。 まあ、これで経営が成り立っているので、平和ではあるのですが、少し不安になります。 当院に限らず、日本の医療機関は、この先多くの課題が待ち受けているので。

電子カルテとその他部門システムで、仮想サーバーを分ける?

2019年度から始まる、各種システムのサーバー更新に向けて、日々情報収集しております。 当院のような中小病院でも、サーバーの「仮想化」が現実的になってきたということで、目下勉強中です。 ところで、仮想サーバーはシステムそのものが高額になるので、電子カルテをはじめ、できるだけ多くのシステムを統合しメリットを最大化する必要があると思っていたのですが、どうもそうではないらしいです。 これまで、仮想サーバーを構築するベンダーさん、いわゆる「SIer」と呼ばれる会社、数社とお話ししているのですが、みなさん一様に、「カルテシステムとその他の部門システムはサーバーを分けるのが普通です」と。 よくある話ですが、「何かトラブルが発生したときに、電子カルテまで統合してしまうと、問題の切り分けがしにくい」というのが理由のようです。 そう言われると、急に「そんなものか」と影響されてしまう私。 ほんの数ヶ月前に、院長の御前で威勢良く「仮想サーバー化で、ハードウェアを削減します」とぶち上げ、電子カルテもその他のシステムもまるっと仮想化するプレゼンをしてしまったわけですが、今ではすっかり、電子カルテはセパレートして構築する前提でSIerさんと情報交換しております。