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建物の段階的な改修工事の難しさ

当院ではこの夏、分院の建物の改修工事を予定しています。 特に、医療機関としての機能が変わることはなく、患者様に対するアメニティの向上が目的の工事です。 この改修工事で、分院内のサーバー室の場所が変わるため、システム部門としては、今から少し緊張しています。 また、各部屋の間取りが少しずつ変わるため、LANや電話などの線も移動しなければなりません。 そして、このプロジェクトをややこしくしているのが、医療機関としての機能を停止せずに進行するということです。 【システムを止められない】 この施設は、入院設備がないので、24時間稼働というわけではないのですが、一方で、月~土(祝日関係なし)は、透析が動いており、朝から夜遅くまで稼働しています。そんなわけで、大掛かりな工事は、日曜に集中してやるしかないのです。 また、この分院のサーバー室には、本院のサーバー室機能の一部が分散化されています。 いくつかのシステムが入っていますが、そのなかでもヤッカイなのがPACSのサーバーです。コレが停止すると、画像の閲覧ができません。また、各モダリティで撮影した画像を送ることができません。 なので、日曜も入院や救急で稼働している本院のことも考えながらプランニングする必要があります。 【段階工事による弊害】 A室の工事が終わったら、B室の機能をA室に移してB室を工事。B室の工事が終わったら、C室の機能をB室にうちしてC室を工事…、というように、工事は段階的に進みます。 このプロセスの中にサーバー室も含まれているわけで、LAN配線の施工で考えれば、サーバー側と末端側を処理するタイミングが異なるのです。 移動先が近くなるなら余ったケーブルをまとめておけばよいのですが、移動先が遠ざかる場合は延長するか、張り直すことになります。 今回少なくとも、サーバー室は基幹の配線より遠ざかることがわかっており、一度全てのLAN配線を延長しなければなりません。 そして、工事が完了した部屋はすぐさま使いはじめるので、LANや電話も使えるようになってなければいけません。 各部屋の工期と、LAN・電話の施工業者さんのタイミングをきめ細かく調整する必要があるのです。 経験上、こういった工事に「トラブル」はつきものです。どんなに時間を変えてプランニングしても、単純に気づかない

VAIO株式会社が始動しましたね

SONY、PC事業から撤退!の中、VAIO Fit13A レビュー という記事を書いたのが、今年2月のこと。 あれから5ヶ月、この先VAIOはどうなることかと思っていましたが、ついに新体制が発表されました。 最初は、Pro11/13、Fit15Eという、2つのモデルで始めるとのことです。 私はもともとSONY好きなのですが、それを差し引いたとしても、VAIOシリーズには魅力的なモデルがたくさんありました。 中でも、期待していのは Tap21 という、「基本デスクトップで、持ち運びも可能」という機種でした。 省スペースで、無線LANを内蔵し、そしてバッテリー内蔵で停電にも強いということで、私にはなんとも魅力的でした。 2013年末から、一部の病棟に導入してテストし、全く問題無いと判断、いよいよデスクトップPCをこのTap21に置き換えようと思っていた矢先の撤退でした。 今回の発表で、生産販売を手がける2機種、Pro11/13は「これぞVAIO」といえるモデルではないでしょうか。そして、「Fit15E」はスタンダートモデルとして、あえて言えば「特徴がないことが特徴」というモデル。 ある程度セールスが期待できるモデルに絞ってきたわけで、私が熱望するTapシリーズの復活は可能性低いですね。 と、いろいろな思いがありますが、まずはVAIOが継続されることになって、ほんとに良かったです。 Pro13買ってみようかな…。