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「医療費の事前提示についての疑問」に思う

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先日、 Googleアラート でこんな記事がピックアップされました。 のぶさん、初診患者として病院へ行く (下) (朝日新聞DIGITAL) この記事の中で、このような文書があります。 医療費に関する提示が事前に行われないのが不思議だといつも思うのです。いや、正確にいえば、医療費の提示が事前に行われないことが当たり前になっている、日本の医療風土が不思議です。 たしかに。 言われてみればその通りです。 記事に取り上げられている受診では、高額な画像診断検査をされたことがうかがわれます。 たしかに、画像診断検査は高額なものがあります。 当院ではオーダーする前に、検査の必要性や、ざっとこのくらいの金額になる…くらいの話はすると思うのですが、医療機関、あるいは医師によっては、バラつきがありそうですね。 一方、少額の検査や、処方は、一つひとつ、「この金額になりますが、どうしますか?」とやっていては、診察のペースが落ちて、待ち時間で(今よりも…)さらにご迷惑をおかけすることになるでしょう。 現在の3割負担が、今後、上がることはあっても下がることはおそらくないでしょう。 医療機関側は、今よりも患者様の経済的負担について気を配る必要が出てくると思われます。 自己負担率の推移 ところで、この記事を書き始めるとき、「以前は自己負担率が低かったから、あまり患者様の負担に配慮しなくて良かったのでは」と書くつもりだったのです。 ところが、調べてみたら、3割負担になって10年以上経っているんですね。 (JPEGで貼り付けておきますが、詳しくは 引用元の資料 のp.21ご覧ください) なんか、歳とってくると時間が経つのが早く感じるといいますが…、実感しました。

2大クラウドフォトストレージの破壊力

広報業務が私の仕事になってから、病院の広報に使う写真の管理も任されるようになってきました。 私自身が撮った写真に加え、パンフレット制作や、Web制作などで「プロ」に撮影していただいた写真もあわせると、かなりの量になります。 ハードディスクに保存しているのですが、その性質上、常にバックアップは気をつかいます。 「クラウドにすればハードウェアトラブルのリスクがなくなるのに」と思いますが、容量が問題。 それが、ここにきて2つのクラウドフォトストレージサービスが登場します。 2015年に登場した、「Googleフォト」 そして、つい先日リリースしたばかりの「amazon プライム フォト」 詳しい機能と比較は、”そのスジ”のサイトをご覧ください。 容量無制限の『Amazonプライムフォト』VS『Googleフォト』!それぞれのメリット・デメリットは?(by かみあぷ速報) 私自身もプライベートで両方使ってみましたが、上記の引用元サイトとほぼ同意見。 画質にこだわらず、整理のしやすさやきめ細かい検索機能を優先するなら「Googleフォト」。 昨日には多少目をつぶっても、オリジナルの画像をそのままに保存しておきたいなら、「amazonプライムフォト」。 もし、業務で使うなら、やはりamazonプライムフォトでしょうか。 インターフェースはGoogleフォトの方が一歩も二歩も先を行っている感じですが、RAW画像も含め無劣化で保存できるのは、とてつもないアドバンテージ。 いずれGoogleも追従しそうな気はしますが…。 撮りためた写真は、病院にとって貴重な「財産」なので、安全に保管して、全ての職員が有効に活用できると良いですね。 クラウドによるフォトストレージは、有効な解決手段の一つだと思います。

病棟のナースの位置も把握、富士通のIoTソリューション『ユビキタスウェア』。体調や位置情報を高精度検知(engadet日本版)

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    病棟のナースの位置も把握、富士通のIoTソリューション『ユビキタスウェア』。体調や位置情報を高精度検知(engadet日本語版より) 無線LANが普及し、ウェアラブルデバイスがコストダウンしてきた現在、病棟や外来で、患者様やスタッフがどのように動いているかデータ化できれば、業務改善に大きく役立つだろうと考えていました。 ウェアラブルデバイスがコスト的に高くつくのなら、せめて固定カメラで撮影してみてはどうかとおもっていたところです。 そんな中、今回の富士通の発表では、位置関係を補足し、近くのナースを呼び出すことができるとか。 「分析」を飛び越して、実務の効率化に直結するソリューションですね。 ところで、この記事を見てタクシー会社の配車システムを連想しました。 タクシーの場合は、お客さんを乗せているか、「空車」なのか、シンプルですが、看護師の場合は、近くにいたとしても別の患者さんに対応中だったり、どう判別するんですかね。

スマホの不具合がきっかけで、出張をキャンセル

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今日、もともと東京で行われる広報関連のセミナーに参加する予定でした。 セミナーは、医療業界に限らず、会社のプロモーションに関するセミナーで、とても楽しみにしていたのですが、前日から「東京で降雪…」の予報。 朝起きてテレビをつけたら、案の定「交通機関の乱れ…」の放送。 どうするか迷いながら朝の身支度をしていたら、スマホの電源が入らないことに気がつく。 機種変してから2ヶ月あまりの SONY Xperia Z5(docomo SO-01H) が、全く反応なし。 あれやこれや試すも、スマホなしで出かけるか…? いやいや、ただでさえ交通機関がどうなっているかわからないのに、スマホがなかったら、出先でどうやって情報収集するのか…。 まったくイメージが湧かない。 というわけで、セミナー参加、というか東京行きを諦めました。 その後、充電用のUSBケーブルをいろいろ変えてみたり、あらゆるボタンを長押ししてみたり、ウンともスンともいわない。 困り果ててネットで検索してみると、詳細に記載したブログ記事を発見。 Xperiaが起動しない場合の対処法 この記事に記載されている、「③強制リセットボタン」という方法で、みごと復活。 インターネットやスマホが搭乗する前の時代なら、交通機関の窓口や、セミナーの主催会社に電話かけまくってるのでしょうが…。 「若者のスマホ依存…」なんて話題が出るたび「自分は関係ない」と思っていたのですが、決してそんなことはないと実感した日でした。

手術台帳の集計が思いのほかたいへんだった話

「想定外」のことが起きて、仕事が予定通りにいかなくなるのはよくあることです。 先日、院長からの手術件数の統計をまとめるよう指示を受けました。 「統計」といっても、手術台帳のデータをもとに、術式ごとに当院独自の「分類」を加え、あとはその分類ごとに合計件数を出力するという、簡単な仕事です。 院長:「来週の〇〇の会議で使うから、それまでに…」 私:「承知しました。」(楽勝、楽勝…) ところが、いざやってみたら思わぬ問題が。 集計結果を関係者に確認してもらったら、いくつかの術式があきらかに少ないのだと。 「手術台帳を集計しているのでそんなハズは…」 と思ったのですが、その裏付けとして会計データから集計したみたところ、「少ない」と指摘された術式が、その通り少ないのです。 ほどなくして、「手術台帳にのらない手術」があることに気がつきます。 処置室や、レントゲン室で行われるものがこれにあたります。 結局、手術台帳のデータだけで足りないものは、会計データや、オーダーデータを駆使して集計することに…。 楽勝…と思っていた仕事が「大仕事」になってしまい、他の全ての仕事をストップしてなんとか会議に間に合ったところです。 今年参照の反省…、「仕事は余裕を持って取りかかりましょう」

今年もよろしくお願いします-今年の目標

明けましておめでとうございます。 1月4日、今日から仕事初めです。 昨年末、風邪をひいてしばらく休んでしまい、やっと復帰したと思ったら年末年始休暇になり、感覚的には2週間くらい休んだような…、今朝、仕事に復帰できるか心配してしまったくらいです。 ともあれ、(「仕事」においては)今日から新しい1年が始まったわけです。 今日は、良い機会なので、「今年の目標」について、自分を1年間律する意味でも書いておこうと思います。 部署目標の取り組み 具体的な目標について書く前に、当院の取り組みについて書いてみます。 当院では、各部署が年度で目標を定め、年度末にその目標がどこまで達成できたかを自己評価する仕組みがあります。 目標は部署が自主的に設定します。上から指示されるものでもなく、特に基準もないので、大雑把な部署もあれば、詳細に定める部署もあります。ハードルの高め低めも部署次第です。 ちなみに、我が経営企画室は、現行年度の途中に新設した部署なので、今年度は「目標ナシ」ですした。 部署の目標 = 私の目標 我が経営企画室は、私一人の部署なので、「部署の目標=私の目標」となります。 これって、結構プレッシャーです。 「部署の目標」というと、なんとなく「薄まる」というか、例えば目標が達成できなくても、その要因分析が個人の責任になることはありません。仮に特定の個人の責任であったとしても、よほどのことがなければ、個人の名前が挙がることはなく、部署としての話になっていきます。 ところが、経営企画室は私一人。 プレッシャーは目標を立てるところから始まります。掲げた目標は他の部署とも共有されるので、ゆるい目標を立てるわけにもいかず、かといって大風呂敷を広げてしまって全然手が着かないというのもこれまたカッコがつきません。 と、いろいろ悩みましたが、一応決めました、今年の「私の目標」。 そして、今日ご紹介する「私の目標」は、そのまま来年度の「経営企画室の目標」となります。 院外に発信すべき情報の流れを整理する 目標の一つは、「院外に発信すべき情報の流れを整理する」ということです。 11月に経営企画室を立ち上げて以来、広報に関する仕事が多くなっています。 当院には、Webサイトや、さまざまな掲示物など、院外へ