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PowerPointの1日でした

ここのところ、「院長のプレゼン資料はベルカンポが作っている」ということが院内で知れ渡っていて、院内の様々な方面から、パワーポイントの質問を受けることが多くなりました。 そして今日、看護部の副部長が、「ちょっと見てほしい」と、USBメモリを手に握りしめ、私のデスクにやってきました。 中学生向けに、看護師の仕事を説明する機会があるので、それに向けてプレゼン資料を作っているが、捜査で行き詰まっているとのこと。 副部長が直々にお越しなったとあっては、応じざるを得ません。 「これを表にしたいんだけど」(副部長) 「なるほど、そんなに時間かからないと思うので、できたらお持ちします」(私) 副部長が去り、本格的に作業を始めようと、ファイルを開いてみたところ、「これをこのまま本番で使わせるわけにはいかない…」と気づき、あわてて副部長に電話。 「あの、フォントがバラバラなんですけど、そろえてもいいでしょうか?」 「センタリングか右寄せか、どちらかにそろえてもいいでしょうか?」 「写真の解像度が…」 「この言葉は中学生に理解しにくいかもしれませんが…」 「タイトルと内容が合っていないように思われるのですが…」 そして、最後の質問。 「で、このプレゼンって、いつですか?」(私) 「あさっての朝、だから明日には完成させとかないと」(副部長) というわけで、今日は全ての仕事をなげうって、パワーポイントの操作をしていたのでした。 まだ終わりませんが。

いよいよ増員か…?

わが経営企画室は、「室」とはいうものの私しか在籍していない、いわゆる「一人部署」です。 なんだかんだで、4年ほどやってきたのですが、いよいよ増員になるかもしれないのです。 事務長のOKは出ていて、求人情報に掲載するための「業務内容」なんかを書き出しているのですが、改めて書き出してみると、ホント、「なんでも屋」だな…と思うわけです。 さて、「増員になる”かもしれない”」と書いたのには理由があります。 私の仕事は、さほど高尚なものではありませんが、かといって、新卒者がすぐに戦力になるものではありません。 技術的な面もそうですが、なにより、企画仕事をやっていく上での、プロジェクト管理や、関係者の調整・折衝などは、ある程度の社会人経験が必要になると思います。 そして、「医療」という特殊なフィールドで立ち回るには、医療業界の知識や独特な文化などを理解しなければなりません。 これらの条件を満たす人材が「一般事務員」の条件で、しかも「地方」で、みつかるとすれば、それはかなり低い確率です。 というわけで、「採用してもいい」とは言われているものの、そんな都合の良い人材がそうそう見つかるわけもない、ということで、「かもしれない」と書いたのです。 たぶん、最初は「全部入り」で募集し、そのうち、一つずつ条件を緩和していくことになるでしょう。 どんな人材が募集してきてくれるか、まさに「期待と不安」です。

新しい看護部長に寄せる期待

来年度、看護部長が交代します。 私がこの病院に転職してきたのが6年前。その時すでに現在の看護部長がいらっしゃいました。 6年前、転職してきたばかりで、電子カルテの導入という大役をまかされたのですが、この病院のカルチャーもわからず苦労したものです。 その時、看護部長だけが、「来たばかりなのに、責任の重い仕事を任されてたいへんねぇ」と、声をかけていただき、「ちゃんと見ててくれる人がいるんだ」と思い、その言葉に勇気づけられてなんとかプロジェクトを乗り切ることができました。 看護部長ほどの要職になると、その交代は影響も大きく、1年ほどかけて準備します。 病院としては、一応、役職者以上のトップシークレット、ということになっているのですが、まあ、これだけ大がかりに準備していると、一般の職員も気づくわけです。 一番わかりやすいのが、次期看護部長の「研修」です。 現場を離れマネージメントを専念するので、未経験の仕事をします。 新しい知識を学ぶため、ということで専門の研修プログラムに参加するので、とにかく病院にいません。 さて、研修中の次期看護部長、今は経営に関するプログラムに参加しているらしく、最近やたらとメールが入ってきます。「あの資料の元ネタは?」、「こういうデータって出せる?」と。 今まで現場でバリバリやっていた人が、いきなりこういう研修に放り込まれて、さぞたいへんな思いをしているだろうと思いきや、たまにお会いして話すと、結構楽しんでやっているようです。 研修では、データに基づいた運営の重要性について教えられて、それがおおいな「気づき」につながっているようです。 経営企画の仕事の一つに、有効なデータを経営に提示することが挙げられます。 私自身はデータを意思決定に活用することは、とても良いことだと思っていますし、どちらかといえば「得意分野」です。 しかし、当院は数字でものを語るのことを避ける風土で、こういった仕事はあまり求められてきませんでした。 次期看護部長と話していると、そんな雰囲気も少し変わりそうな気がします。