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3月, 2013の投稿を表示しています

デジカメの無線LAN接続は、DHCP環境が前提らしい

以前に、「 デジタルカメラを無線で接続したい、ふたたび 」という記事を書きました。 SONYのDSC-HX30V というデジカメが、無線LANに対応しているということで、いろいろ試したが、結局ネットワーク内にDHCPの環境ないとダメということがわかった、という記事です。 SONYのサポートセンターの方がおっしゃるに、SONYのデジカメで無線LAN接続をうたっている機種は、すべて同じ仕組みとのこと。 SONY愛好者の私ですが、ここは他のメーカーでも仕方ないと考え、Canon、Nikon、富士フィルム、Panasonicと問い合わせたのですが、いずれもDHCP環境下でないと使えないとの回答。 なぜ各社とも揃えたように同じ仕様なのかわかりませんが、SONYだけが劣っているわけではなかったので少しホッとしたような…。それにしても、やはり一般消費者向けの製品を、業務で使用するには無理があるのでしょうか。 こうなると、以前にこのブログにコメントくださった 佐藤ハルト さんにもオススメいただいた、リコーの G700SE が最有力です。

PowerPoint2013の発表者ビューを称える

大げさなタイトルですが、本当に感激しています。 ここ数年のMicorosoftのどんなアップデートよりも、ユーザーにとってメリットをもたらすのではないかという気すらします。 先日、機会があってプレゼンをすることがありました。 自分がプレゼンをするときの悩みなのですが、どうもプレゼン自体をやり慣れていないせいか、緊張から来るのかわかりませんが、「次のスライドがわからなくなる」のです。 うまい人だと、ひとつのスライドのコメントが終わる頃に、次のスライドの前フリをしています。 「ここまではお分かりいただけたと思いますが、では、○○な視点でも分析してみましょう…」 なんて具合に、次のスライドを期待させるようなことを「フル」のです。 このことに気がついてからは、会場用とは別に自分用、つまり次のスライドを表示させるたに、2台のPCを持ち込むようになりました。 さて、いつもの様に自分のノートPC(Office2010)を会場に持ち込み、もう1台はちょっとしたきっかけがあって、Office2013を搭載したPCを手配しました。 先に会場用にOffice2013のPCでスライドショーを再生したら、なんと画面に、会場用に表示されているスライドとノート(演者用のメモ)と、そして次のスライドがバランスよく表示されるではありませんか。 しかも、開始してからの経過時間もリアルタイムに出ています。 なんと便利なことか。 あとで調べたのですが、どうやらこれはPowerPoint2013の 発表者ビュー という機能だそうです。 当日PC1台でプレゼンを行ったのは言うまでもありません。 また、私がワイドで持ち込んだのに対し、もう1人の演者がスクウェアで準備していたのですが、自動的にディスプレイ出力を調整してくれるので、演者後退の際にバタバタすることがありませんでした。 個人的には、この機能だけでもOfficeをバージョンアップする価値があると思いました。 Microsoftについては、いつもあまり良いイメージがないのですが、今回ばかりは心から拍手を送りたいと思います。

ネットワークの障害、続続報

「 ネットワークの障害、続報 」という記事の更に続報です。 予め書かせていただきますが、結局解決には至っていません。 毎度ながら、私はネットワークの知識がないので、この手の話になると全面的にネットワーク会社のお世話になっています。 この記事もテクニカルな部分は少ないので、ご了承ください。 さて、前回記事では、「残るは可能性はサーバーか?」ということで終わっていました。 ただ、サーバーを止めて調査するとなると、病院の基幹業務系が全て止まるので、そうそう簡単ではありません。 【日程調整】 結局、日曜の昼の1時間、ネットワークを停止することになりました。 「外来が停止する時間」ということは早くに決まったのですが、では、「夜間か日曜か」ということで、意見が真っ二つに別れました。 夜間派実施派の意見: 病棟の稼働率が低い。日曜日中は稼働率が高い。 日曜昼間実施派の意見: 夜間は職員の人数が少ないので、ネットワークが万が一「復旧しない」ということになったら、対応が困難。 システム会社、ネットワーク会社など、深夜に作業し、また翌朝から稼働立会いするのは、体力的に厳しい。 結局、「現場の稼働率が低い時間帯」ということも大事なのですが、復帰した時に思わぬトラブルが発生することを懸念し、人的に充実できる「日曜」を選択しました。 【対応ベンダー調整】 ベンダーの対応は結構モメました。特に電子カルテメーカーのサーバースタッフが遠方から来るので、「本当にサーバーに原因があるのなら良いが、不確定な情報で動くのは…」と渋られてしまいました。 ネットワーク会社は、「もうサーバーの系統しか残っていないのだから、サーバー担当が来なければたいした作業が進められない」とお怒りモード。 困り果てて、電子カルテメーカーのプロジェクトマネージャに相談したら、意外にも「必ず(サーバー担当者)を行かせますから、日程を教えて下さい」と。 そんな経緯で、各方面を調整するのに本当に苦労したのですが、なんとか調査実施に至りました。 しかし、サーバーの設定を確認するも特に矛盾点は発見できず、どうやら、ループや設定ミスなどの致命的な問題ではなく、うまく書けないのですが、基本的なところから見なおそう、という話になりました。 モヤモヤした日々が続きます

デジタルカメラを無線で接続したい、ふたたび

デジタルカメラの画像をいかにして電子カルテに取り込むか、というこテーマでこれまで何回か記事を投稿して来ました。 デジタルカメラに限らず、記憶媒体をUSB接続したくないので、なんとか無線でできないかと考えてたのですが、うまい方法が見つからず、結局IT資産管理システムでセキュリティを確保してUSB接続する、ということで運用を開始しました。 はじめてみたものの、セキュリティに関しては、IT資産管理システム”サマサマ”で、良い感じできているのですが、ここに来て問題になっているのが、看護師の”操作負担”です。 当院の電子カルテでは、まずデジカメからサーバーの共有フォルダにコピーし、電子カルテから、そのフォルダを開き、画像を貼り付けます。 デジカメ→サーバー サーバー→電子カルテ と、2段階で操作することになり、あまり使い勝手のよいものではないのです。 で、「1.デジカメ→サーバー」のところだけでも、簡単にできないかと、またもや無線LANで接続することを模索し始めました。 【RICOH G700SE】 単なるデジタルカメラということではなく、リコーが提供する「ソリューション」と言ったほうがいいでしょう。 G700SE はもともと工事現場で使うことを目的に開発しており、タフな造りになっています。無線LANやBluetoothを内蔵しており、「USB接続したくない」というニーズにもピッタリ。 このカメラのもう一つの大きなポイントは、バーコードを認識できることです。入院であれば、患者様のリストバンド、外来であれば受付票や診察券などを使って、バーコードを読み込むことができるので、IDを入力する手間がありません。そのIDをファイル名にして保存できるので、普通のデジカメにありがちな、ローマ字+通し番号のように、わからなくなることがありません。 問題は価格です。具体的な金額は伏せますが、今時のコンデジが2~3台可得るような金額です。もちろん、リコーから万全のサポートを受けられるということも含めての金額でしょうが、これを院内で通すのは…。 【SONY DSC-HX30V】 この、 DSC-HX30V は、実際に購入して試してみたのですが、結果的にNGでした。 リコーの製品が企業向けだとすると、こちらは完全に一般向け。少し

ネットワークの障害、続報

「 ネットワークに障害が発生しています 」というエントリで、恥ずかしながら、ネットワークトラブルが起きたことを報告しました。今回はその続きです。 どこかで大量のブロードキャストが発生しており、いわゆる「ループ」の可能性もあるとのことで、早く原因を特定したいのですが、当院ではインテリジェントタイプのネットワーク機器が、大元のL3スイッチのみなので、どうも末端のことがわかりません。 で、「L3スイッチから、幹線として各病棟に散らばっているLANケーブルを1本1本抜いていって、ネットワークが正常になるか」という、大胆というか、原始的というか、そういった調査をすることになりました。 困ったのは、「いつやるか」です…。「今でしょ!」と言いたいところですが、話はそんなに簡単ではありません。 LANケーブルを抜いてL3のスイッチの反応を確かめるのに、長く見ても20分程度。この間、抜いたケーブルの先の現場では、当然電子カルテが機能しません。これを現場に打診すると、案の定「それは困る!」と。つい数カ月前に導入したばかりのシステムでも、いまや20分の停止が許されない状況。システムを維持することの重大さと責任を感じます。 では、「夜中に…」という発想になるのですが、これもそう簡単ではありません。夜間は各ベンダーさんとやりとりしにくく、現場の方も最低限の人員しか配置していないので、もしなにかあったときに対応に不安が残ります。 ネットワークが停止している時間よりも、ネットワークが復旧した時に「すべての機能が元通りになるか」のほうが怖いものです。 結局、日中で、午前と午後の外来の間を縫って、1系統ずつLANケーブルを抜いてみることになりました。ここまで、各現場の調整で2週間…。 結果は…、何も出ましでした! つまり、不安定な状態は相変わらずということです。 1本抜いてL3スイッチの挙動を確かめ、「う~ん、変化なし、次!」という具合に進み、サーバーに繋がるケーブルを除き、すべてを試してみたのですが、変化が現れませんでした。 サーバーのケーブルを抜くということは、全てのネットワークの停止を意味するので、これはまた機会を改めるしかないと判断し、今回の作業はこれで終了しました。 調査後、あらためてネットワークの施工会社さんと打ち合わせ、残る可能性2つを確認しました