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2018年を振り返って

今年も終わりと言うことで、2018年を振り返ってみたいと思います。 今年もいろいろなことがありましたが、特に大きな出来事を3つ。ランキングにして書いてみます。 では第3位から。 サイン改修工事 2018年の前半はかなりこの「サイン改修」に力を注ぎました。 2017年から持ち越しの案件で、春には一段落したのですが、最初に思っていたより、ずっと手間のかかる仕事でした。 取り組んでいた当時は、「各部署の意見調整」と、私自身が慣れない仕事だったのが、この仕事の過酷さの要因だと思っていました。 しかし、少し時間が経って考えてみると、「ほったらかし過ぎた」ことが、根本的な問題だったのであろうと思えてきます。 「ほったらかし」とは…。 医療機関に限らず、ものごとは常に「変化」します。診療科が拡大したり縮小したり、受付の仕方が変わったり、保険制度が変わったり…。 もちろん、日々のことはその場その場で対応しなければなりません。 しかし、「部分最適」の積み重ねが、気づいてみると全体ではチグハグになっているというのはよくあることです。 たからこそ、「全体最適化」がどこかで必要になるのですが、それを長い間怠っていたからこそ、今回の仕事がこれだけたいへんだったのだろうと、改めて思います。 この仕事を通じて、公共の「サイン」のことや、ユニバーサルデザイン、カラーやフォントのことなど多くのことを勉強できました。 それと、現場の職員との距離も、少し近くなったような気がしています。 Webアプリ学習(頓挫していますが) 第2位はコレ。 病院の情報共有のプラットホームがあまりに貧弱で、かといって費用もかけられない、ならば自分でやるか、と一念発起して学習を始めました。 HTMLとSQLはそれまで少しは経験があったのですが、CSSは改めて勉強し直すことで、普段私が担当している当院のWebサイトの修正も、いままで手を出せなかったことができるようになりました。 そして、今なお勉強中で、Webアプリ開発の中心となる、javascriptとPHP。 これらは、初めて勉強する領域なので、本当に苦労しています。 業務で使えるアプリケーションとなると、ユーザーの権限などを管理しなければならず、今のところ、一番の難関です。

カレンダー配りが減少する中、ロールカレンダーはいかがでしょうか

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取引先からいただいた多くのカレンダーを、各部署が「取り合う」毎年この時期の恒例行事。 大きさや絵柄はもちろん、 高齢者が見ても良いように文字が大きい 情報が書き込める 風景写真、花の写真、スポーツの写真… むしろ、絵がない方がいい など、こだわりは様々。 2か月分のカレンダーをうまく切って、途切れないように使うのは、医療機関では「あるある」ですね。 そんなわけで、この時期、カレンダーが集まる倉庫では、連日職員が品定めをしています。 かわいそうなのは用度の職員。古参の職員から「あの会社のカレンダー、キープしておいて」なんて言われて…。 昔から思っているのですが、このカレンダー争奪戦、本当にムダだと思っています。 メーカーさんにとっては、商談の「きっかけ」になるのかもしれませんが…。 カレンダーの吟味に使われる職員の人件費。その金額があったら、買うなり、病院で統一のものを作るなりしたらいいと思います。 「タダでもらえるのだから」という意見が必ず出てきますが、メーカーさんがカレンダーを制作するコストは、我々に対する売り上げから捻出されるわけで、ほんとに、こんな商習慣はやめた方がいいと思います。 カレンダー配りは縮小傾向 一方、ある筋から聞いたのですが、来年2019年(2020年分)から、製薬メーカーさんのカレンダー配りがNGになるのですと。 製薬協の判断なのでしょうか、裏はとっていませんが、多くの筋からこの話を聞きます。 ちょっとした、書類ホルダーやふせんなどもダメになるみたいです。 製薬企業さん以外でも、、医療機器や、診療材料のメーカーさん、ディーラーさんでも年々厳しくなってきているようです。 テレビ放送で見つけたロールカレンダー そんな中、先週だったと思います。テレビ東京の、ワールドビジネスサテライトの「トレンドたまご」のコーナーだっと思うのですが、こんな商品が。 ロールカレンダー2019(MetaMoji) ロールカーテンの仕組みを利用して、表示期間を長くしたり短くしたり自由にできるのです。 これって、医療機関に限らず、数か月先の予約を取りあつかう現場には大変ありがたい機能だと思います。 お値段3,888円(税込み)。 来年は、

前月売り上げ発表の儀式

当院では、月に1回、各部署の所属長が招集される定例会議があります。 その中で、最初に行われるのが、前月の請求点数と病床稼働率の発表。 事務長が一通りの数字を読み上げた後、「前年同月比で〇〇点(円)の増(減)です」と発表されます。 「これについて何か質問があれば…」と問いかけますが、質問が出ることは、少なくともこの会議に私が出るようになってから一度もありません。 単なる「儀式」と化しています。 まあ、経営層ではもう少しシビアな話をしているはず?なので、これでもいいのかもしれませんが、本当にムダな時間だと思っております。 各部署の所属長を集めているということは、かなりの人件費が垂れ流されているわけで…。 まあ、これで経営が成り立っているので、平和ではあるのですが、少し不安になります。 当院に限らず、日本の医療機関は、この先多くの課題が待ち受けているので。

電子カルテとその他部門システムで、仮想サーバーを分ける?

2019年度から始まる、各種システムのサーバー更新に向けて、日々情報収集しております。 当院のような中小病院でも、サーバーの「仮想化」が現実的になってきたということで、目下勉強中です。 ところで、仮想サーバーはシステムそのものが高額になるので、電子カルテをはじめ、できるだけ多くのシステムを統合しメリットを最大化する必要があると思っていたのですが、どうもそうではないらしいです。 これまで、仮想サーバーを構築するベンダーさん、いわゆる「SIer」と呼ばれる会社、数社とお話ししているのですが、みなさん一様に、「カルテシステムとその他の部門システムはサーバーを分けるのが普通です」と。 よくある話ですが、「何かトラブルが発生したときに、電子カルテまで統合してしまうと、問題の切り分けがしにくい」というのが理由のようです。 そう言われると、急に「そんなものか」と影響されてしまう私。 ほんの数ヶ月前に、院長の御前で威勢良く「仮想サーバー化で、ハードウェアを削減します」とぶち上げ、電子カルテもその他のシステムもまるっと仮想化するプレゼンをしてしまったわけですが、今ではすっかり、電子カルテはセパレートして構築する前提でSIerさんと情報交換しております。

NASがトラブル、2年分のデータがなくなる

まず最初に。 この話は、HISの話ではありません。私が使用しているバックヤード系のPCで使用しているNASの話です。 電子カルテのデータがとんでいたら、今ごろ大ニュースになっていますよね…。 月曜、朝から事務所内で多くの職員が、「共有フォルダが開けない」と騒いでいました。 まさか、自分のフォルダも…、と思いアクセスしてみたらフォルダは開けるけど、データが何もない。 周辺の職員のPCを操作してみたところ、どうやらインターネット系に設置しているNASのデータが軒並みアクセスできないらしい。 システム部門に連絡して調査してもらうも、案の定、NASが正常に動作していないとのこと。 「バックアップからデータを復旧しますので、しばらくお待ちください」 とのこと。 まあ、それは仕方ないとして、驚くのはその時間。 月曜の朝から作業を開始して終わったのが火曜の深夜…らしい。 火曜日の夕方。 予定では復旧作業は深夜までかかるということだが、淡い望みでシステム部門に電話してみる。 「まだ作業中です」 そして水曜日。 やっと復旧したということで仕事に取りかかろうとしたら、どうもフォルダの中のデータが古い。 というか、最近作業していたデータが見当たらない。 ファイルの一覧を更新日時でソートしてみると、最も新しい日付で2016年末。 つまり、1年と11ヶ月分…、約2年間のデータが消えてなくなった、ということです。 PCのハードディスクよりも「より安全な」ストレージということで、NASを利用してきたが、まさかのデータ喪失。 立ち直れれる気がしません。