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Webサイトのリニューアルに向け、制作会社の選定

じつは、少し前から動いていた話なのですが、当院のWebサイトをリニューアルするにあたり、その担当をすることになりました。 かれこれ1年くらい前から話が出ていて、全面的にリニューアルしようということで、Webサイトの制作会社の選定から行いました。 現行のサイトを制作した会社にも声をかけて、全部で4社を比較しました。 Webページは、基本的にはHTMLという共通の言語で記述され(いろいろなスクリプトなどがありますが、それは専門のサイトご覧ください)ます。ということは、制作会社を比較する際、技術的な要素で差別化することは難しくなります。 電子カルテだったら、「他社にはないこの機能が”売り”です」と言えますが、Web制作はそういうわけにもいきません。 当院ではこんな点に着目して、制作会社を比較しました。 医療機関のサイトを作成した経験と、これに基づく提案力 スマートフォンサイトの対応 金額 【医療機関サイトの経験と提案力】 医療関係者の型は皆さんご存じだと思いますが、医療機関のWebサイトには微妙な「制約」があります。 医療法には広告規制 がありますが、Webサイトはこの「規制」の対象外です。しかし、このご時世でそうも言っていられないのでしょう…、厚生労働省は ガイドライン なるものを公開しています。 虚偽はもちろんですが、たとえば「絶大な効果があります!」みたいな客観性に欠ける内容もNGです。「国内最大の」なんていうのもNGです。でも、こういうセリフって、医療以外の業界ではよく見かけます。 そういった中で、情報を伝達するチャネルの一つとして効果を上げるためのノウハウを提供していただける会社にしたかったのです。 また、サイトを運営していく中では、いろいろな課題に直面すると思うので、制作段階だけではなく、継続的にノウハウの提供をしていただける会社にしたかったのです。 現行のサイトは、5年前に全面リニューアルした際、 CMS を採用し、それ以来、ずっと同じデザインのまま、新着情報だけCMSでアップデートしてきたのです。 【スマートフォンサイトの対応】 どれくらいの人たちがWebサイトの閲覧にスマートフォンを使うのか、正確な数字はわかりませんが、おそらく相当な割合なのだろうと思い

結局、VAIO 13Aを手放し、Pro13を購入

前回投稿から、ずいぶんと時間が空いてしまいました。 その間何をしていたかというと、ズバリ、メインPCのリプレイスです。 以前、メインPCとして、 VAIO Fit13A を使い始めたのが、今年(2014年)の2月でした。 このFit 13A、画面がクルッと回って、タブレットにもなるという、独特の構造でデビュー。 当時、タブレットや、タブレットとのハイブリッド機が、今後普及してくるのだろうと考え、システム管理者として、一般職員に先んじて体験しておく、ということでこの機種を選んだのですが、考えていたほど、タブレットとしての出番がなかったのです。 その独特な機構のため、同クラスのPCと比べると重くなるのはしかたないのですが、使わない変形機構のおかげで重くなっているかと思うと、なんともやりきれない気持ちでした。 詳しくは当時の記事をご覧ください。 SONY、PC事業から撤退!の中、VAIO Fit13A レビュー(2014/2/13) そして、2014年12月、思い切って(というほどでもないのですが) VAIO Pro13 に乗り換えてしまいました。 11月下旬、事務系の課長が、きっかけがあってPCを入れ替えなければならなくなったのですが、その課長、「俺も ベルカンポ みたいに、院内で持ち歩けて、デスクではディスプレイとキーボードを接続して使いたいんだけど…、っていうか、 ベルカンポ と同じのがいいんだけど…」と。 ここぞとばかりに私、「だったらコレ、使いますか?」 これぞ「渡りに船」。 「この型はもう生産していないので、市場で見つからないと思うんです。でも、課長がコレを使いたいのであれば…、ぜひ使ってください!」 なんて、「渋々譲る」を演出。 そして、PCを購入する権利が私の元に転がり込んできたわけです。 「何にしようかな~」なんて、一応、価格.COMに目を通しますが、心の中ではすでに決まっています。 Fit13Aを購入してからずっと抱いていた思い、「なんでPro13にしなかったんだ…」を今こそ晴らす時。 Pro13は、SONYから独立したVAIO株式会社で継続して販売しているのですが、若干価格が高い感じがして、結局、SONY時代のモデル、つまり今回手放すFit13A

バーコードの読み取りは、スキャナの精度も関係があるようです

入院患者さまのリストバンドに始まり、検体ラベル、注射ラベル、受付票、会計票…と、さまざまなシーンで活躍するバーコード。 読み取りの精度でお困りの病院はありませんか。 いっそエラーになってくれればいいのですが、「読み違え」は本当に困ります。 一度バーコードの認識が間違うと、それが1万件に1件だろうが、100万件に1件だろうが、「バーコードを読み間違える可能性」を考慮したオペレーションをしなければならなくなるので、現場の業務負担は飛躍的に増えます。 当院では、電子カルテ導入からもうすぐ2年になりますが、たまに読み間違いがあって、インシデント報告であがってきたりします。 報告の「今度の対策」欄に、「必ず目視でも確認する」と書いてあると、システムを司る側としては、心が痛みます。 さて、このバーコードの読み取り精度についてですが、最近、スキャナの精度も関係していることに気づきました。 先日、「検体ラベルが読めない」ということで、連絡を受けました。ほどなくして、原因が、ラベルプリンタにあるということがわかりました。ラベルプリンタの細かいピンが欠けたことにより、白く筋が入るというか、印刷されないラインが入っていたのです。その幅は、肉眼でなんとかわかる程度。 この時、電子カルテのPCに接続している、1本1万円程度のスキャナでは読み取りエラーになるのですが、検査装置に付属している見るからに高そうなスキャナだと、キレイに読み取るのです。 最初は、これって検査装置のスキャナのほうが「大雑把」なのでは…と思ったのですが、メーカーさんに確認したら、これは「バーコードを補正する機能がある」からなのだそうです。 電子カルテ導入の際に機器選定したのは他でもない私なのですが、正直うと、バーコードスキャナに対する認識が低く、「バーコードなんて統一規格なんだから、どれでもいっしょ」くらいの考えでした。むしろ、ハードに扱われるので、消耗品的な考えて、安いもので回したほうがよいと思っていたくらいです。 認識率を向上させるには、他にも、バーコードの印刷を工夫するとか、チェック用の桁を埋め込むとか、いろいろ方法はあるのですが、これから導入を検討されている病院さんは、スキャナの精度も十分ご検討したほうが良いかと思います。