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6月, 2015の投稿を表示しています

iPhone6(Plus)か Xperia Z4か

今日は、携帯電話の買い換えということで、ほとんど個人的な話題です。 MNP検討中 私の携帯電話の契約が、この7月で2年縛りの満了となります。 これまで、ずっとdocomoを使ってきましたが、モバイルナンバーポータビリティ(以下、MNP)の「〇〇円キャッシュバック!」みたいな広告を見ると、ついつい他のキャリアへの乗り換えを考えてしまいます。 MNPはデメリットがいくつかのデメリットが指摘されますが、どれも私には該当しません。 キャリアのメールアドレスが変わる キャリアのメールって使ったことないんです。Gmail以前は、プロバイダーのメールアドレスを、そして今ではGamilをメインに使っているので、全然問題なしです。 家族間通話の割引 いろいろ事情があって、家族を登録していないんで、これも全然問題なし。 といわけで、まったく障害がないのですが、このMNP、「2年縛り」が切れるタイミングでしないと、10,000円程度の違約金がかかるそうな。 というわけで、7月で2年縛りが満了→8月MNPを狙っています。 さて、ここで病院のシステム管理者としての話題を。 iPhone検討中 キャリアが変われば、端末も買い換え、となります。そこで、次は何を買おうかと。 これまでにも書いておりますが、私は昔からSONYファンです。今買い換えるなら、当然「Xperia Z4」となるのですが、最近、iPhone 6に興味を抱いています。 国際モダンホスピタルショウ (もうすぐですね)や ホスペックスジャパン などの展示会や、ベンダーさんの勉強会などに参加すると、スマホやタブレットなどのモバイル端末を積極的に導入しようという動きが加速しております。 そして、今、医療業界でモバイルといったら「iPhone」と「iPad」です。 Android製品も、コストの優位性からぼちぼち採用されているようですが、やはり医療業界では、Apple製品がまだまだ優位です。 当院でも、特に先生方がiPhoneやiPadを使っており、なんだかんだで話題にのぼることが多いのです。 どうもMS-DOSでキャリアをスタートさせてしまった私は、Apple製品からあえて遠ざかってきたところがあって、iPhoneやiPadも正直苦手です。 というわけで、ここは一度だ

地域住民に向けてHISを説明したら、質問攻めに

今日、近隣住民のとあるグループに向けて、病院の情報システムについて説明する機会がありました。 ちょっとしたきっかけがあって、ある地区の「区長会」なる団体の総勢11名が病院を訪問されました。 いろいろな部署を回って、最後に電子カルテシステムを紹介するというシナリオ画で…、なんかメインディッシュ的な扱い。 これまでもたびたび当院のシステムを紹介する機会はあったのですが、今回は医療業に関わったことがない、現役引退世代(60代から、上の方はたぶん80歳くらい)の方々。ふだん使っているプレゼン資料をあきらめ、徹底的に専門用語を省いた資料を作り直しました。 「PACS」ではなく、レントゲンなどの画像を管理するシステム。 「レセコン」ではなく、医療行為を精算するシステム。 写真をふんだんに使った、完全新作プレゼンテーション。 慌ただしい準備でしたが、実際の講義はというと…、これが大盛況。 業界人ではない分、新鮮に映るのでしょうか。私が話すたび、みなさん大きくうなずき、とっておきのネタでは「へぇ~」、「ほぇ~」、「なるほど!」とそこかしこから歓声が…。 質疑応答も、「バックアップはどうなってるのか」、「セキュリティは大丈夫なのか」と、矢継ぎ早に質問を浴びせられ、予定時間を大きく過ぎてしまう始末。 気づけば、額から流れる汗をワイシャツの袖口でぬぐっていました。 質問が途切れたところで、司会者が割って入り終了と告げると大きな拍手。 一般の方々が、病院システムの話をこんなにも興味深く聞いてくださるとは、全く想定していませんでした。 準備には決して手抜きをしたつもりはありませんが、これだったら、もっとリアルなサンプルデータを仕込んでおけば良かったと少し後悔…。 ともあれ、「地域住民に病院のことを知ってもらう」ことって、もしかしたらとても大事なことなのでは、と考えさせられるイベントでした。 我々システム部門の職員は、ふだん患者さんと直接対話する機会はありません。しかし、こういう機会であれば病院のイメージアップに一役買えるかもしれません。

一日を丸ごと記録するウェアラブルカメラ - 暴言暴力対策に使えそうな…

暴言暴力と言っても、かよわきシステム管理者(?)に対する話ではありません。 医療現場のお話です。 当院に電子カルテが導入されたことから、「システムの操作ミスが重大な事故につながる」ということで、私も安全対策委員会に呼ばれるようになりました。 現場の意見が聞けてとても参考になるのですが、たまに無理難題を要求されることも…。 さて、安全対策委員会の会議の中でたびたび話題に上るのが、患者さまの「暴言暴力」です。 私のようなバックヤードの人間は、聞いているだけで固まってしまうような痛々しい事例もしばしば。特に、看護師さんと、受付の事務員さんは、本当に気の毒です。 で、「暴言暴力」への対策ですが、 会話を記録する 複数で対応する いざとなったら痛著せず警察を呼ぶ などが定番でしょうか。 ICレコーダーの採用決定 今日取り上げるのは、対策の中の一つ、「会話を録音しとけ」というもの。 当院では、会話を録音することが重要であると考え、各部署にICレコーダーを配備したのです。 でも、このICレコーダーを具体的にどう使うのかという話を聞いたことがないのです。 素人の私が想像しても、エキサイトしてしまった患者さま(や関係者)を前に、「ICレコーダーをとってくるので、ちょっと待ってください」ってやるとしたら、それこそ勇気がいるのでは…。 アクションカムはどうだろうか ICレコーダーの話が出てから、頭のスミにあったのが、 Gopro などのアクションカムです。ICレコーダーが、撮る(録音する)時にスイッチを入れるのに対し、アクションカムの場合は、「仕掛けて録画する」というもの。 といっても、アクションカムもいくつか理由があって現実的ではありません。 看護師さん視点の録画をするには、モノモノしい「マウント」が必要。 バッテリーの持続時間が短い。 もともと高価なのに、進化の方向が「より高画質に」なので、新しいモデルが出るたびに高くなる。 ウェアラブルカメラの登場 そんなことを考えていたある日、ネットの記事に目が留まりました。 一日をまるごと記録するウェラブルカメラ新型発表―Narrative Clip 2は199ドルで予約受付中(2015/5/19 TechCrunch Japan) とても小さなウェアラブルカメ

電子カルテの不正閲覧のニュースに思う

病院のシステム管理者として、なんともやりきれないニュースです。 電子カルテ「興味本位で見た」院内で不正閲覧(河北新報ONLINE NEWSより) 記事は、病院に勤める協力会社職員の診療録が、興味本位で他の職員に閲覧された、という内容です。 多くの方々はこのニュースを読んで、「なんてモラルの低い病院職員だ!」と思われるでしょう。 しかし、ここまで悪質なものではありませんが、私自身、日常的に「それってどーなの?」と感じることが当院でもよくあります。 【ケース1】 つい先日のことですが、ある管理事務系の職員と人間ドック担当の職員の間でこんなやりとりがありました。 管理事務職員:「ウチの息子が昨日受診しているんだけど、どんな(診察内容)だったか見てくれない?」 ドック担当:「はーい、診察券の番号わかります?わからない?住所と名前は?」(カタカタ…)「これですか?」 管理事務職員:「どれどれ、あ~〇〇(病名)だったんだ、どうりで…、ありがとう!」 家族だし、まあいいのかな…。 【ケース2】 その前は、病院の地権者…いわゆるVIP(今時そんな言い方している病院ないかな?)が救急で入院してきたときです。 やはり事務系の職員が、状況把握のためにカルテを閲覧しようと…。病院にとって大事な利害関係者であるのはわかるのですが…。 【ケース3】 この件は、私が当事者です。退職したある職員に書類を郵送したかったのですが、住所がわからない。すると、ある職員が「あ、電カルで調べますけど、誰ですか?」 親切には感謝しますが、それってどうなのかな…。 というか、電子カルで調べて良いのなら、自分で簡単に調べられますが…。 これらの事例は、実際に私の身の回りでおきたものだけです。 こんな感じで、病院全体の職員が電子カルテの情報を取り扱っているのでしょうか。 事例中に出てくる職員はいわゆる「管理事務系」の職員です。普段から電子カルテを業務で使うことのない彼らは、電子カルテのプライバシー問題に対する意識が低いのかもしれません。 この仮説が的を射てたとしても、管理事務系の職員だからと大目に見てよいものではありませんし、逆に医療現場の職員に教育が行き届いている保証もありません。 なんだかヨソの医療機関のことをどうこう言っている場合では

たまには「モチベーションの保守」も

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去る、5月19日、東京の虎ノ門ヒルズフォーラムで行われた、「Microsoft CityNext ソリューション フォーラム 2015」に参加してきました。 Microsoft(以下MS)さんの、「CityNext」とは、公共・医療・教育機関を対象にしたプロジェクト、ということくらいの認識でそれ自体は今回初めて知りました。私としてはピンポイントで、福井県済生会病院さんと、亀田メディカルセンターさんのケース発表に興味があって参加を決めました。 会場は、私のような医療機関の職員ではない、ベンダーさんの方が多くいらっしゃったような気がします。なにをもって医療期間職員ではないかというと、その風貌。高そうなスーツを着ていたり、髪型が凝っていたりすると、「あ、こっち側の人じゃないな…」と。あくまで個人的な見解ということで…。 このイベント、私にとって「仕事に対するモチベーションをリセットする」という意味で、とてもいいイベントでした。 福井県済生会病院さん、亀田メディカルセンターさん、両病院とも、日本で屈指のIT先進病院だと思います。 福井県済生会病院の竹内さんは、同院で実施しているさまざまな取り組みを紹介されていました。 HISと情報系の統合、無線LANの整備、BYODの取り組み ポータルサイトやデジタルサイネージを活用して情報共有を活性化 ベッドコントロールの簡素化、効率化 レポート見落としの注意喚起 診療のガイドラインをデータ化して進捗管理に活かす 中でも、レポートの見落とし対策と、診療ガイドラインのデータ化は、ITが「直接」診療を支援する、素晴らしい取り組みだと思います。 一方の亀田メディカルセンターの中後さんは、国の医療政策など広い視点での考察、そして亀田病院グループのビジョンとチャレンジをご紹介いただきました。 さて、両病院の取り組みを聞いて、確かに素晴らしいと思います。ただ、冷静に考えてみると、その素晴らしは、「新しさ」にあるわけではないことに気づきます。あえて言えば、一つ一つのケースは、病院のシステム管理者なら多かれ少なかれ発想することだと思います。 では何が素晴らしいのか、それは、「実行力」だと思うのです。 例えば、情報インフラの強化と利便性の向上について。 当院の情報インフラとして、ネットワーク