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医療機関の広告に使ってはいけない表現

大きい病院だと専門の部署があったりするのですが、当院では「広報」の仕事は経営企画室が担っています。 あまり多くはないのですが、ちょっとした広告を出すことがあります。 本当の広告(?)を打つことはなく、地元の学校の文化祭の協賛とか、大学の同窓会名簿とか、あとは、地域を走るコミュニティバスの時刻表とか、そんなところです。 さて、今回、地元自治体からの要請があり、やはり小さな広告を出すことになりました。 部署の職員に広告デザインの制作を任せ、ほどなくしてサンプルが上がってきました。 写真を入れるようなスペースもないので、病院名と、住所電話番号と、そして…、当院の理念を入れたとのこと。 当院の理念をそのまま書いてしまうと、病院が特定されてしまうので、ここでは仮に、 「患者さんに安心安全な医療を提供します」 とします。 これを見てふと思いました。これって、広告して「アリ」なのかと。 医療機関の広告はきびしく規制されています 医療機関で広報業務にかかわる方はよくご存知だと思いますが、医療法では広告に掲載して良い事項が、きびしく制限されています。 端的に言えば、患者さんに誤解を与える内容・表現は禁止されています。 例えば、 絶対治ります 治療実績No.1 などの文言や、イメージを誘導するような写真など、過度に期待を持たせるような表現はNGとされています。 そう考えると、当院の「安心安全な医療を提供します」(仮)は、たぶんNGです。 病院の理念として職員間で共有する分には問題ないのですが、これを「キャッチコピー」としてそのまま使うのは、やはりNGです。 すでにやらかしていた さて、今回の広告案件は、校了前に気付いたから良かったのですが、問題は過去にこのような広告を出したことがある、ということです。 今回広告のデザインを制作した職員によると、過去に私が使用したデザインを参考にしたとのこと。つまり、私が過去に制作した広告には、今回のように病院の理念が入っていたということです。 これまでこの手の仕事は自分一人でずっとやってきたので気付かなかったのですが、こうして他人が制作したデザインを客観的な視点で見ることができ、我に返ったというわけです。 大いに反省し、今後は気をつけたいと思います。 それにしても、やはり仕事はたくさんの人が関わった方が良いですね。

携帯電話値下げを論じるときに囲い込み戦略の話が出てこないのはなぜ?

菅総理の肝いり政策としてたびたび取り上げられる、携帯電話両機の値下げの話題。 万人になじみ深い話題なので、ニュースやワイドショーでも良く取り上げられます。 ただ、なぜか各社の「囲い込み戦略」の話が全く出てこないのはなぜなのか、不思議でなりません。 ニュースでよくある話はだいたいこんな流れです。 街頭インタビューの映像が流れます。 「携帯電話のキャリアを変えたことがありますか?」 「ありません」or「しばらく変えてない」 「なぜ変えないのですか?」 すると、これに対する回答は、だいたいこんなところです。 「手数料が…」 「料金が複雑でわからない…」 「なんか面倒…」 スタジオに戻ると、解説者が話します。 「キャリア変更の手数料(違約金)を徹底的に下げないと…」 「料金体系をもっとシンプルにしないと」 「簡単に手続きできるようにしないと…」 ずっとドコモを使っています 私自身はどうかというと、昔からドコモを使っており、確かに高いと思っています。 でも、相変わらず使いつづけています。 格安スマホについて、キャリアの直営ショップがない(あるいは少ない)のを理由に、「サポートが脆弱」という指摘もあります。 IT機器を扱う職業柄、ガジェットにはそれなりに使いこなせるので、この点で困ることはないと思います。 実際、ドコモショップなんて、もう何年も行っていません。 機種変更の時は、待たされるのがいやなのでオンラインショップを利用しており、何の問題もありません。 ドコモ経済圏と、長期間使用による特典 では、なんで格安スマホにしないのかというと、ドコモの「囲い込み戦略」にハマっているからです。 クレジットカードは「dカード」、 QRコード決済は「d払い」、 雑誌は「dマガジン」、 サッカー観戦は「DAZN」(ドコモユーザー向けの割引は9月で終了) ちなみに、マイナポイントもd払いを使っています。 さらに、長期間使用していることによって、ポイントサービスの付与率が高くなったりしています。 あとは家族で単位で割引が適用されているというのもあります。 仮にキャリアを変えたら、これらを構築するのに相当な手間がかかります。 また、キャリアを変えるタイミングで、いくばくかの「損」が出るかもしれません。 これが、私がドコモユーザーを使い続ける理由です。 私と同じような理由でキャリア変更をためらう人は

病院の玄関にサーモカメラを設置した…

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遅ればせながら、当院でも玄関に「サーマルカメラ」なるものを導入しました。 採用したのはこちら。 https://cpcam.jp/security/solution/lp/thermal_camera.html これの「ドーム型」というタイプです。 それまで、おでこで計るガンタイプのものを使用し、職員が患者さん一人一人に検温していました。 なるべく、患者さんの足を止めたくないという院長の要望もあり、玄関付近を写した画像を、大型のモニタに写すことにしたのです。 このカメラ、さまざまなルートから売り込みがあったのですが、当院では一番初に紹介してくれた会社さんで購入しました。 そのお値段、約100万円。 じつは、7月くらいにも、別の機種を検討していたのですが、その時は一式500万円と提示されており、それから比べると急激な価格低下です。 マスクと同じように、「需要と供給」といったところでしょうか。 さて、10月からこのカメラを玄関で使用しているのですが、いろいろと想定外のこともできております。 外気に影響される 当院でカメラを使用し始めたのと同時に、急に気温が下がってきました。すると、検温結果が低く出てしまうのです。 体の表面で計測しているので仕方のないことですが、寒い中を歩いてから計測すれば低く出ますし、おそらく夏場は高く出るのでしょう。 当院は、玄関に向けてカメラを設置しているので、建物に入ってすぐのところを計測します。 やはり、ある程度の導線を確保するのが理想でしょう。 立ち止まる これは運用次第かもしれません。当院では、「カメラの前で一度立ち止まってもらう」よう患者さんに案内しています。 当初、院長が言っていた「患者さんの足を止めないように」は、うまくいっていません。 職員が必要 そして、一人一人おでこに体温計を当てる必要がなくなったとはいえ、停止位置に患者さんを誘導したり、発熱者がいた場合には、別室に案内する必要があり、結果的に職員を解放することはできていません。 これからサーマルカメラを導入される医療機関の参考になればと思い、書かせていただきました。質問あればコメント欄に書き込んでください。

もう少しこのブログをつづけてみようと思う

すっかりブログの更新が滞っていました。 それには理由がありまして…。 このブログの存在が、当院の職員、しかも同じ部署の職員にバレてしまったのです。 すでに何人かから「もしかして、ベルカンポさんって、ブログ書いてます?」と聞かれたことがありました。皆さん、院外の方だったので、その時は正直に話していました。 ところが今回は職員、よりによって我が経営企画室の…。 今まで、漏れて当院に損害を与えるような情報を書いたことはないと思います。 病院が特定されても、問題にならないような書き方をしてきたつもりです。 ただ、病院の体制についてのグチは、自虐も含めいろいろと書いてきました。 今回、このブログを見つけた職員は、世間で言うところの「部下」にあたるため、タテマエを無視して「本音」を書いているこのブログは、正直「やりにくく」なってしまいました。 基本的に経営企画室内では他の職員に本音で接しているので、部下の前で話す私の考えと、このブログで書くことは変わらないと思うのですが、それでもやはり気を遣います。 そうして、この数ヶ月悩み、「ここらが潮時か…」と考えていたのですが、やはり、もう少しつづけてみようかと思います。 じつは、ITインフラを担当するの仕事を抱えるようになって、少し心境の変化がありました。 経営企画室でITインフラの仕事を抱えるようになったの今年の5月です。それから、日々様々な課題に直面するようになり、当院が抱えるITインフラの課題は少なくないことを実感するようになりました。 さらに、なぜか最近はITのことで、よその病院からいろいろと意見を求められることが多く、やはり、同じような病院は日本全国たくさんあるのではないか思うようになったのが、このブログを継続しようと考えたきっかけです。 もちろん、経営企画室が抱えている業務はITインフラだけではありませんが、もう少しつづけてみようと思うので、またよろしくお願いします。 すこし「おとなしく」なるかもしれませんが、皆様またよろしくお願いします。

HP製PCのファクションキーのモード逆転

経営企画室で、システム関連の業務を抱えるようになってから、体感で8:2くらいでシステム関連の業務に時間を割いている印象があります。 私自身は8:2ですが、部署全体で見たら9:1か、もっとかもしれません。 それくらい、システム関連の業務は課題がやまず皆に加え、「待ったなし」が多いのです。 事務長から、システム部門を見るよう打診があった時に、どうしてもシステム関連業務が多く泣てしまうだろうと予想していましたが、これほどとは…。 というわけで、今日の話題もシステム関連です。 当院では、ここのところHP製のPCを購入する機会が増えてきました。 HIS系、電子カルテに使用するPCは、電子カルテベンダーさん経由で、DELL製のPCを使ってきたのですが、昨今の流通問題から、HP社のネット通販で購入することが多くなっています。 そうして、HPのPCを配っている中で出てきたのが、記事のタイトル「ファンクションキーのモード逆転」です。 「PCがLANにつながらない」という問い合わせが複数あり、対応した職員によると、「PCが『機内モード』になっていた」とのこと。 機内モードは、無線LANの機能をキャンセルしてしまうので、当然LANにつながらなくなります。 最初は、誤操作で「機内モード」になってしまったのだろうと考えていたのですが、次第に同様の問い合わせが増えてきました。 そこで気づいたのが、最近のHP製PCは、ファンクションキーが、音量の上げ下げや、画面の輝度などの機能がデフォルトになっていることです。 HP PC - ファンクションキー(f1~f12)の機能について(HP社Webサイト) これまでは、この手の機能を使うときは、「fn」と書かれているキーやボタンを押しながら、あるいは、押してから使うことがおおかったのですが、最近のHP社はこれがデフォルトです。 何も知らない現場の職員は、今まで通りの捜査をしているだけで「機内モード」にしてしまっていたということです。 それにしても、ファンクションキーは、日本語を扱う以上、頻繁に使用するはず。 納品済みのPCについては、BIOSで設定を元に戻し(?)ましたが、これは明らかに「改悪」ということで、HP社に問い合わせたところ、 確かに漢字変換には不便だろう しかし、グ

PCの修理案件過多と市場流通の停滞

前回の記事で書きましたが、5月から経営企画室は1人→5人の一気に4人増員。 増員と引き換えに、他部署が担当していたITインフラ業務を引き取ったので、さほど楽になったわけではありません。 さて、久しぶりにIT関連の業務を見ることになって驚いているのが、PCやプリンタなどのITデバイスの修理の多さ。 体感では、毎日何かが壊れるかのような、そんな気さえしてきます。 それもそのはず、当院が電子カルテ導入と同時に大量のPC&プリンタを購入したのは2012年。じつに8年が経過しています。 数百台のPCを8年使っていれば、それはポロポロと壊れてきます。 一方、気になるのがPCの市場流通が滞っていること。 特にノートPCは、発注してから2ヶ月待つことも。 6/10に届いたPCは、さかのぼって発注日を確認したら「4/17」でした。 院内に設置している多くのデバイスは、基本的に経営企画室で数台の在庫を持ち、不具合を起こしたら即交換し、修理や買い替えは、その後じっくり検討しながら対応しています。 これは、臨床現場に迷惑をかけないようにとっている仕組みなのですが、今は、在庫から「出ていく」ばかりで、補充ができず困っています。 聞けば、このコロナ騒動で、リモートワーカー需要と、一方で輸入の停滞があり、需要と供給がともに悪影響を及ぼしているとのことです。 本当に、このコロナ騒動、いいことないです。

経営企画室の再編とITインフラ業務

ここのところ、新型コロナウイルスに関連する話題ばかりになって、すっかり報告が遅れていましたが、5月1日から、経営企画室が新しいスタートを切りました。 じつに1ヶ月以上を経過しているのですが、改めてご報告を。 経営企画室を立ち上げ上げたのが2014年の後半、それから5年あまり、「一人部署」としてやってきました。 それがこの5月から一気に5人の部署になりました。 このご時世に4人の増員、その目的とはこんなところにあります。 経営企画室業務の限界 経営企画室の主な業務は、様々なプロジェクトものである、その名の通り「企画業務」、Webサイトや広告媒体の管理などの「広告業務」、そして、様々なデータを分析する「分析業務」の3本柱です。 これを長らく私一人でやってきましたが、さすがに限界でございます。 ITインフラ業務 古くからこのブログを知っている方はご存知ですが、経営企画室を立ち上げる前は、いわゆる「システム部門」でやっていました。もう5年以上もシステムの仕事から離れていたのですが、どうも上層部はシステム部門の現状に満足していないようで、再びご指名をいただいた次第です。 後継者育成 先に挙げた二つの業務は、病院の事務部門の中では、少し特殊なジャンルです。 もうすぐ私は50歳になろうかという年齢ですが、今のところ、院内を見渡しても適任と呼べる職員はおりません。 私が現役を終える時、定年が何歳になっているのかわかりませんが、今からその準備を始めても「早過ぎる」なんてことは全くありません。 と、こんな事情が重なり、一気に4人の増員となったわけです。 というわけで、病院の期待(というプレッシャー)を感じながら、日々過ごしております。

医療機関で怠りがちな事務部門のBCP

当院は運良く、今のところ、患者さんにも職員にもコロナ感染の「陽性者」は出ていません。 それでも、ちょっとした発熱などがあると、直ちに感染制御委員会判断で、自宅待機を命じられます。 現在、経営企画室で構築した、職員の状況報告の仕組みが運用開始されており、各部署は日々、職員の休業状況を申告することになっているのですが、これを集計してみると、意外とこの「自宅待機者」が多いことに気づきます。 経理部門で自宅待機者 その中でも、結構キビしいのが経理部門。 臨床の部署ももちろんたいへんなのですが、経理部門が「キビしい」のにはワケがあります。 同じ「1人減」でも、もともと人数の少ない部署だから、というのもありますが、蹴って一定的な理由はコレ「属人化」です。 経理部門の仕事は、完全に「担当」化されています。 「仕事が人につく」というヤツですね。 臨床の各現場のように、一定の「量」を分担する仕事であれば、残された職員が少し休みの人の分まで頑張ることによってなんとかできるのでしょうが、担当の職員が休んでしまうと、完全の「その仕事」停止してしまいます。 そして今は「決算」の真っ最中。1年で、もっとも経理部門が忙しくなる時期です。 リモートデスクトップを使っての「テレワーク」などを打診しましたが、「資料がないと仕事にならない」とのことで、これもNG。 これは、属人化問題ではなく、単純に「IT化の遅れ」ですね。 バックヤード部門のBCPは後回し 「BCP」という言葉が世の中に定着して、ある程度の組織になれば、常にどこかで考えている要素になりました。 しかしながら、実際に普段から経理部門を見ていて、仕事の属人化が徹底されている(もちろん悪い意味)と見ていました。 部署が対策を怠っていたのか、あるいは、対策を打診していたにもかかわらず経営判断でこうなってしまったのか、それは私にはわかりません。 医療機関では、現場のBCPは活発に議論されますが、事務部門のようなバックヤードは後回しになりがちです。 経営企画室も、この5月に再編成したばかりで、私自身把握していないことが多く、気をつけていきたいと思います。

電話診療に「待った」

外来の「電話診療」を始めるべく、いろいろと準備していたのですが、院長から「待った」がかかりました。 当院のような田舎でも、調べてみると結構な数の医療機関がオンライン診療に応じています。 電話で診療が済ませられることで感染リスクが下がるのは、患者さんにとっても、医療機関にとっても嬉しいことなのですが…。 院長によると、「非常勤の先生方にそこまで求められない」というのが理由のようです。 当院は、多くの非常勤の医師に支えてもらっています。都心から離れた中小規模の病院では、なかなか医師が集まらず、同じような運営をされている医療機関は多いと思います。 せっかく準備を整えてきましたが、少し様子見です。

職員の状況把握

最近新型コロナがらみの記事ばかりです。 当院の地域でも感染者の情報がチラホラ聞こえ始めています。 今のところ感染した職員はいませんが、発熱などの体調不良から数日間の自宅待機を命じられる職員が出てきています。 また、職員の「家族の」職場で感染疑いが出た、などの理由から、やはり休みを取る職員が出てきています。 で、経営企画室に来たのがコレです。 職員の状況を各部署が毎日報告する仕組みを作れ で、とりあえず作ったのが、EXCELの一覧表を共有して、各部署が自分の欄を入力してもらうというもの。 きれいな入力フォームを作れば良いのですが、「ワークシートに直」です。 病院の最優先課題なので、何よりもスピードです。 で、入力いた結果をVBAで整えて、稼働率を集計したりと、大急ぎで作りました。 私のようなバックヤードの職員でも、日々いろいろな対応を求められます。 陽性者の受入先になっている病院に比べれば、当院はまだ楽な方だと思いますが、この1ヶ月ほど、めまぐるしい毎日を送っています。

外来トリアージのネーミング

新型コロナ騒動で、本当に毎日様々な変化があり、対応するのがたいへんです。 唯一助かっているのは、ほとんどの会議が中止になり、その分の時間が自由になることです。 さて、当院でも、外来診療が、発熱やその他かぜ症状のある患者さんは、 時間帯 診察室 移動導線 を分けて行うことになり、現場は急ピッチでその準備を進めています。 (というか、現場レベルでは見切り発車しているようですが…。) 経営企画室には、Webサイトなどで、これを情報発信するよう指示を受けているのですが、一つ引っかかることが。 発熱・かぜ症状がある患者さんを受ける枠を「かぜ外来」という名前で行うとのこと。 個人的に、この「かぜ外来」という名前が、どうも違和感を感じます。 当初、「発熱外来」で話が進んでいたのですが、この名前だと、新型コロナウイルスの診療を行っているような印象を与えてしまうと言うのです。 新型コロナウイルスの診療を行っているのはごく一部の医療機関であり、当院のような中小規模病院では到底対応できません。 我々医療従事者にとってこのことは常識なのですが、一般の患者さんが勘違いして押し寄せたら、逆に院内感染のリスクを上げてしまいます。 そして、ひねり出した名前が「かぜ外来」とのことなですが…。 私は、シンプルに「時間帯と診察室を分けて外来を行っています」で良いのではないかと思うのですが…。

日々変化する外来受診

コロナ騒動は収まる気配がありません。 院内の感染対策マニュアルの改訂をはじめ、マスクやガウンの管理・使用方法など、毎日のように院内のルールがアップデートされます。 ここのところは、外来受診について、2つ取り組みを準備しています。 時差受診・導線分離 発熱の患者さんと、そうではない患者さんが受診する「時間帯」を分けようというものです。 そして、その導線も分ける準備をしています。 当院の外来は基本的に予約制なので、今入っている予約をどうするか、今後検討することになります。 私の仕事としては、導線分離をわかりやすく案内するコンテンツを制作します。 これから病院に来られる患者さんには、Webサイトでの告知を、病院に来られた患者さんには、順路を誘導する「サイン」を制作しなければなりません。 オンライン診療 なし崩し的に条件が緩和され…、というかむしろ奨励されている、この「オンライン診療」には複雑な思いがありますが、とにかく、当院でも急遽検討が始まりました。 いろいろ情報収集しているのですが、ネットで探すとたくさんのサービスが見つかります。 しかし、どれも「診療所」を想定したもので、当院のような「病院」が使用するのは、すこし違うのかもしれません。 まあ、慢性疾患のフォローは、「病院よりも、地域の診療所で」という方針なので、当院のような、「病院でありながら地域住民のかかりつけ医でもある」というのは特殊なケースなのかもしれません。 あと、この手のサービスはもれなく「クラウド」環境で動くものです。 当院の診療現場は、どこもインターネット環境が貧弱なので、これも整備しなければなりません。 最近、医療機関の疲弊が報道をよく目にするようになってきました。 当院のような田舎の病院でもこの状況なので、都心部の医療機関さんは本当に不安と疲労が蓄積していると思います。 最前線で戦っている医療従事者の皆さんには、心から感謝する次第です。

緊急事態宣言発令で新型コロナ対策に加速

緊急事態宣言が発令してから、当院の感染対策も一段と強化され始めました。 何度か明らかにしていますが、当院は「関東圏」の病院です。 都心部ではなく郊外、ハッキリ言って田舎です。 地域の基幹病院には、コロナの患者さんを数名収容しているとのことですが、もちろん当院には患者さんはいません。当院経由でPCR検査を依頼した患者さんに「陽性」が出たという話は聞いていません。 なので、メディアで聞こえてくる都心部の状況とは少し温度が違いますが、それでも、臨床現場の職員のピリピリとした雰囲気が伝わってきます。 入院患者さんへの面会は「自粛」ではなく「禁止」にしています。 定期処方の患者さんについては、処方日数をいつもより長くして、なるべく来院回数を抑えるようにしています。 マスク着用はもちろんですが、今週から、ゴーグルやフェイスシールド、ガウンを装着して診療にあたっている職員が増えてきました。 これらの消耗品の流通量を毎日報告しています。 カウンターでは、ビニールカーテンのようなものを急ごしらえで設置しました。 窓は基本的に開けっぱなしています。 発熱外来の待合室として院外に設置したプレハブ小屋を、もう1棟設置する手配を始めました。 あれだけあった「会議」がほとんど行われなくなりました。 使われなくなった会議室を利用して、休憩室を分散しています。 当院のような、まだ「発症していない」病院でもこの騒ぎです。 最前線で患者さんを受け入れている病院の過酷さは想像以上だと思います。

組織改編で経営企画室がシステム部門を抱えることに

コロナ騒動は落ち着くどころか、日に日に拡大しています。 そんな中、5月から経営企画室が大きく変わろうとしています。 これまで、「室」といっても、私の一人部署でしたが、5月からは、一気に4人増員し、私を含め5人の部署になります。 もちろん、今までの業務の延長でこれだけの増員になるわけもなく、その分仕事が増えるから…ということなのです。 その「増える仕事」というのが、システム関連の業務です。 当院のシステム部門は、人員でいうと3名。総務課の下部に「係」として存在していました。 それが今回の組織変更で、総務課から離れ、経営企画室で吸収することになりました。 戻ってきたシステム仕事 古くからこのブログをご覧になっている方はご存知ですが、元々このブログは「中規模病院のシステム管理者のブログ」としてスタートしました。 2012年のことです。 この病院に「電子カルテの導入」という大仕事に取り組むために入職して、その中で体験することを書き綴っていました。 その後、当院が経営企画室を立ち上げることになり、私はシステム部門を離れました。 その時の記事がこちら→ 部署異動決定…、「経営企画室」(2015/10/22) あれから5年、ITの世界が日進月歩であることは言うまでもありません。私が担当していた頃とは大きく変化していることでしょう。 一方で、外からシステム部門見ていて気づくことは多く、「自分ならこうするのに」ということを少しずつ反映していこうと思います。 これからは、IT関係の記事が多くなると思いますが、引き続きのご愛顧、よろしくお願いします。

明日は、超短縮の入社式です

新型コロナ騒動の中、いろいろ明日からは新年度です。 当院では、入社式を短縮で行うことになりました。 今年もおかげさまで約40人が入職します。 当院の入社式は、新入職員がイスから順に立ち上がって、会場をぐるっと回って、院長から辞令を受けるスタイル。 まるで学生の卒業式のような、おごそかというか、古典的というか、この病院に転職してきて初めてこの光景を見たときは、ちょっとしたカルチャーショックでした。 今年は、この段取りを、「代表者のみ」に限定して行うことになりました。 そうです、新型コロナ対策です。 例年の段取りでは、この後に院長の挨拶、各部署所属長の紹介などが続くのですが、これも、院長が簡単に挨拶して、所属長紹介はカット。 経営企画室の私の仕事としては、「写真撮影」があるのですが、大幅に工程がカットされることがわかっているので、例年よりも楽ちんです。 入社式本編でも写真を撮るのですが、なんと言ってもやっかいなのが「集合写真」です。 これも、今年の入社式ではカットとなりました。 写真は撮った後も、加工の仕事が待っているので、式の最中だけの仕事ではないのです。 そんなわけで、コロナ騒動はやっかいですが、明日の入社式は楽できそうです。

新型コロナウイルス騒動で1日1広報

施設の外に発熱患者用の待機所を計画中(2020/3/11) の記事で、そのタイトル通り、屋外に待合室を設置しようと検討していることを書きました。 その後、検討を重ねた結果、屋外に設置したコンテナハウスを、発熱患者用の「診察室」として使うことになりました。 私に命じられた患者呼出用のシステムの導入も、デモ機の運用が始まっており、実用上問題ないので、近く正式に購入することになると思います。 さて、こんな状況なので、毎日なにかしらの「アナウンス仕事」があります。 面会制限、マスク着用の徹底、PCR検査について、外来のトリアージ…などなど。 院内掲示(ポスター) サイネージ Webサイト と、主に3つのチャネルがあるのですが、毎日このうちのどれかを更新しています。 そして、この「アナウンス仕事」は、何よりも優先されるので、もともと抱えている仕事は全て後回しでです。 この程度の「面倒」は、企業の存続時代が問題になる、飲食、観光、エンタメなどの業種に比べればたいしたことないのですが…、新型コロナウイルス騒動、早く治まってほしいものです。

施設の外に発熱患者用の待機所を計画中

来る日も来る日も新型コロナ騒動の対応に追われています。 当院でも強化している「発熱外来」。 待合室が手狭になっていること、また、患者さんの意識も変わり、誰しも一緒に待たされることに抵抗が出てきていること、そんなことを踏まえて、待合室を病院の外に仮設する計画が持ち上がっています。 当院は、これまで発熱外来の患者さんは、パーティションで区切った場所でお待ちいただいていたのですが、これ以上は院内には場所がなく、苦肉の策として「屋外」という案にたどり着きました。 建物は総務課の方で探しており、どうも建築現場で使うような仮設事務所のようなものになりそうです。 経営企画室の私には、患者さんを呼び出す仕組みを考えるように指示が来ており、フードコートで使うような、お持ちいただいた端末を呼び出すシステムの市場調査をしています。 正直言うと、携帯電話の番号で呼び出せて良いのではないかと思いますが、現場の担当者に言わせると、年配の方などで、まれに携帯電話を持っていない方もいる、とのことです。

PCR検査の問い合わせが急増

新型コロナウイルスの流行により、今日、3月6日から、PCR検査が保険適用になりました。 とはいっても、PCR検査はそのへんの医療機関で簡単にできるものではありません。 まず検査機器が必要だし、検体採取にも特別な環境が必要です。 当然、当院でもできないので、疑わしい方が来院されても、保健所の指示を仰ぎながら対処するしかないのです。 そして、保険適用の迎えた今日、朝からPCR検査の問い合わせが急増しました。 都度説明する現場の職員もたいへんですが、私も急いで「当院ではPCR検査は実施しておりません」のポスターを掲示したり、Webサイトで告知したり、今日は本当に仕事になりませんでした。 一般の方が最寄りの医療機関に問い合わせることはある程度予想できたので、あらかじめ準備しておけば良かったと、一日が終わった今、反省しております。

院内教育のIT化を本気で考えるべきではないかと

新型コロナウイルスが世間を賑わせていますが、当院でもかなりナーバスになっております。 連日、臨時の感染制御委員会を開催しており、マスクや手指消毒の徹底はもちろん、面会制限をどこまで厳しくするか、感染が疑われる患者さんが来院した場合の段取りなど、様々なことが議論されています。 職員間の対策としては、「人が集まる」ことを割けるため、大小様々な会議や、取引先との面会などを自粛するよう指示が出ています。 そんな中、4月の新入職員向けのオリエンテーションをどうするかの議論も始まったようです。 院内教育を動画コンテンツにしたら良いのでは じつは、以前から思っているのですが、講義形式の教育は動画にすれば良いのではないかと。 新人教育のオリエンテーションで話すことは、毎年ほとんど変わらないので、これこそ動画コンテンツにしたら良いのではないかと思うわけです。 売れっ子Youtuberのように凝った編集はしなくても、1回録画すれば毎年使えます。 医療機関は中途採用も多く、動画なら通年で利用できますし。 臨床の教育でも活用できると思います。 私が関わっている”ある”チームでは、「看護師にエコーを有効活用してもおう」ということに取り組んでおり、検査技師が講義をしています。 この講義は少人数なので、対象の看護師全てに行き渡るまで、検査技師は多くの時間を割き、何度も同じ内容を説明しなければなりません。 これを以前から「動画にしたら良いのでは」と思っています。 録画では、「質疑応答」ができない、というデメリットがあります。 これは考えようですが、問題が見つかったら、部分的に修正することによって、どんどんクオリティの高い「教材」になっていくのではないかと。 なぜか当院では、「何かを購入する」ことは、厳しい決裁のプロセスが待っていますが、「人が動く」ことに関しては無頓着で、決裁プロセスがありません。 ですから、看護師がエコーの仕組みを理解したら「良さそう」となったら、費用対効果の検証もなく、なんとなくそれが始まってしまうのです。 あえて「集合」して観る じつは、当院では「講義を録画しておく」というのは既にやっています。 安全対策や感染制御の施設基準をとっている医療機関では、定期的にテーマに

新型コロナウイルス対応のページがアクセス数急上昇

新型コロナウイルスで、世間的にも、院内的にもたいへんな騒ぎとなっております。 当院では、広報関連の仕事が経営企画室管轄になっており、連日、ポスターなどの掲示物や、Webサイトなどで案内をしております。 その中で驚きの事実が。 Webサイトで、当院の新型コロナウイルスの対応状況をアナウンスししてるのですが、このページのアクセス数がとんでもないことになっています。 ページごとのアクセス数ですが、普段はこんなランキングになっています。 トップページ (約25%) 外来に関する情報のトップページ(約8%) 当院についてのトップページ(約5%) まあ、トップページからアクセスされるので1位は見当がつきます。 次に、患者さんにしてみれば、やはり外来の診療予定がお知りになりたいのだと、そんな感じで見ていました。 ところが、2月の末頃から、新型コロナウイルスに関するアナウンスのページが、28%を超えています。 おそらく、当院に全く関係のない方が、「新型コロナウイルス」「COVID-19」などのキーワードでヒットして訪れている分も含まれると思いますが、実際に、アクセスランキングでトップページを宇和間っています。 こんなことからも、新型コロナウイルスが世間をいかに混乱させているかがうかがい知れます。 本当に、早く終息してほしいです。

Webサイトの更新が追いつかず

今や日本中が振り回されている新型コロナウイルス。 当院のような郊外の病院でも、気を遣っておりまして、昨日は、「もしかすると…」という患者さんがいらっしゃって、大騒ぎでした。 保健所の指示を仰ぐのは、我々事務方なので、現場任せにもできず、緊張が走りました。 結局、保健所から陰性の連絡が入り、患者さんにはお帰りいただいたのですが、一部で「本当に?」、「潜伏してるのでは?」など疑心暗鬼の声もチラホラ…。 そんな中、院内は、新型コロナ対応と、面会制限のポスターが、かつてないほど大量に掲示されております。 一方、Webサイトの方はというと、なぜか、感染担当の師長がつかまらず、なかなかアップデートできません。 日々刻々と変わる情報を発信するには、最適のチャネルなのですが…、どうも感染対策のチームとしては、「目に見える」ポスターにばかり、対応が偏ってしまうようです。 ああ…、もどかしい。

Webサイトのリニューアルをめぐって板挟み

今、当院のWebサイトをリニューアルしようという話が出ています。 きっかけは、最近開設した施設やサービスが掲載されていないことです。 単純に情報を追加すれば良いだけの話なのですが、これがどうもうまくいきません。 Webサイトの「制作」は経営企画室の仕事です。しかし、どんなコンテンツを掲載するかは、当該の担当者の仕事です。 例えば、ある診療科のことを掲載するときに、その科にとってどんな情報発信が必要か、正確な文書を書けるか…、もちろん私の手に負えるものではありません。 なので、「制作」が経営企画室の領分であり、それ以上のことはできないのです。 そんなわけで、新しく開設した施設に、コンテンツの提示を依頼するわけですが、これが、まったく対応してもらえないのです。 診療優先なので、強要することはできません。 もちろん、Webサイトの制作は、院長の指示でもあり、その命令を受けた「広報委員会」が各部署に指示をしているのですが、それでもコンテンツを提供してくれません。 そこで、広報委員会はこう考えました。 「ライターさんにインタビューしてもらって、むりやりコンテンツを作ってしまえば…」と。 そして、せっかくライターさんを起用するのであれば、当院のWebサイトも前回のリニューアルから5年以上経過しているので、この際新しくすれば…となったのです。 院長も、ライターを起用してコンテンツを「むりやり」制作することには賛成してくれました。 しかし、院長はどうも今のWebサイトが気に入っているようで、体裁を変えたくないと言うのです。 さらに、「サイトのレイアウトを変えてしまうと、既存のユーザーが迷ってしまう」と。 リニューアルの出費を渋っているのかと思いきや、見積を提示したところ、あっさりと許可が出たので、本当に今のデザインが気に入っているのだと思います。 この話を広報委員会に返したところ、案の上の大ブーイング。 私自身も、当院のサイトが時代にマッチしない、「やぼったい」デザインであることは重々承知しています。 委員会では「デザイン変えないんだったら、リニューアルの費用を払う意味がない」とのご指摘。 ごもっともです。 Webサイトリニューアルプロジェクト、はたしてどうなるのやら。

給与体系を変えずにどこまで行けるか

「すかいらーく」グループが24時間営業廃止。ガスト、ジョナサン、バーミヤンの計155店 「働き方改革」の文脈で、この手のニュースを目にすることが多い。 従業員にとって過酷な「深夜営業」を取りやめる決断をした…というような。 一見、従業員をいたわるかのような文脈ですが、その一方で、「本当にそれが理由なのか」と疑問を持ちます。 単純に企業側の経済合理性で、 「深夜はなかなか労働力(人)が確保できない」  ↓ 「採用するには賃金のアップが必要」  ↓ 「それで採用できたとしても、”費用(人件費)>売り上げ”になってしまう」  ↓ 「だったらその時間は営業をやめよう」 ということなのではないでしょうか。 儲からなくなったからやめる…、つまり、経営的な事情に他ならないのでは、と思ってしまうのです。 さて、よそのことはさておき、当院の採用事情はというと…、今まさに2020年春入職者の採用活動が大詰めです。 大病院であれば、この時期はもう落ち着いているのでしょうか。当院のような地方の中小病院では、こと採用は本当に苦労します。 見通しが立った職種もあれば、まだ決まっていない職種もチラホラ。 単純に応募者がない職種、急な欠員補充など、理由はいろいろです。 少し心配なのが、当院の給与体系が、雇用市場に合わなくなっているのではないかということです。 わかりやすいのが、給食の調理員など、資格が必要ない職種です。 新卒者を採用することはほとんどなく、パートタイマーを採用することが多いのですが、現在、欠員補充が滞っており、このままだと職員向けの給食の提供を一部削らなければならないらしいです。 理由はわかっており、近隣のスーパーやドラッグストアなどの時給が、当院を明確に上回っているのです。 他でもない、我が経営企画室でも募集中ですが、これもまた全然採用に至りません。 まれにご応募いただくこともあるのですが、提示する条件が低すぎて、ことごとく辞退されます。 ある程度キャリアがないとできない仕事なので、これまで応募された方も、それなりに「腕に覚えがある」し、当院もそれを望んでいます。 しかし、提示するのがいわゆる「事務員」の給料なので、まあ、”破談”に終わりま

広報誌制作、やり方変えても良いですか?

よその医療機関さんでは、広報誌の制作チームってどういう位置づけなのでしょうか。 私が以前働いていた大規模病院では、「広報課」があり、専任の担当者が制作していました。 当院では「新聞委員会」が広報誌を制作しています。 これまでの当院の広報誌は、B4より少し大きい、「タブロイド判」というサイズでした。 ちなみに、B4は 257mm × 364mm、タブロイド判は少し大きい 縦 406mm×横272です。 「新聞」に近い感じです。 そんなわけで「”新聞”委員会」という名前なのです。 さて、この新聞委員会、「委員会」からお察しいただけると思いますが、各部署からの「寄せ集め」です。 それも、代表チームみたいな、各部署のエースが集まるのではなく、選出されるメンバーは、2~3年目くらいの職員ばかり。 選任する側の部署(の所属長)も真剣ではないし、選任された職員も「めんどくささ100%」です。 ターゲットはハッキリしない、コンテンツは毎回同じ…と、本当に惰性でやっているだけの仕事でした。 と、こんな感じで遠目に眺めていたら、あろうことか、「今年からおまえが新聞委員会を取り仕切るのだ」とのお達し。 ちょっと待ってください…と抵抗してみたものの、逆らえるわけもなく、ほとんど自動的に新聞委員への就任が決定したわけです。 そこで、勇気を出して言ってみました。「どうせやるなら、少し変えても良いですか?」と。 すると以外にも、上層部も、当院の新聞が停滞していることを少なからず考えていたようで、あっさりと「いいよ」と。 この際だから、いろいろと提案してみようと思います。

年明け早々、適時調査と立ち入り検査のお知らせ

今回の年末年始は、12/28から1/5までの9連休でした。 病院は土曜も稼働しているので、大半の職員は12/28と1/4の土曜を出勤して、その間、6連休というのが相場なのですが、ここのところ休日出勤などで代休も溜まっていたので、働き方改革を言い訳に、大企業でもないのに9連休をとってしまいました。 ちなみに、この連休中、みごとにインフルエンザがかかり、半分くらいは寝て過ごしました。 さて、休み明けに飛び込んできたビッグニュースが、厚生局の適時調査の件。 いよいよ当院にも、その時が来たか…という感じです。 実際の調査はもう少し先なのですが、これを控えていると、どうも病院全体が浮き足立つというか、院長も事務長も心ここにあらずというか…。 そんなわけで、私の抱えているいろいろな仕事が滞ります。 調査が終了するまでは、大きな案件は動かせなくなります。 じつは、これとは別に、年末には保健所の立ち入り検査のオファーも。 当院では毎年秋頃に立ち入り検査があるのですが、ことしは台風被害の関係で見送りになっていたのです。 年末にやっと、「年明け〇日」にやりますよ」という通知が来ていました。 なので、適時調査と立ち入り検査とあまり日を開けずにやることになったのですが、まあ、こういうものは一気に終わらしてしまった方が助かります。 年明け早々バタバタしておりますが、ことしもよろしくお願いします。