病院の玄関にサーモカメラを設置した…

遅ればせながら、当院でも玄関に「サーマルカメラ」なるものを導入しました。

採用したのはこちら。

https://cpcam.jp/security/solution/lp/thermal_camera.html

これの「ドーム型」というタイプです。

それまで、おでこで計るガンタイプのものを使用し、職員が患者さん一人一人に検温していました。

なるべく、患者さんの足を止めたくないという院長の要望もあり、玄関付近を写した画像を、大型のモニタに写すことにしたのです。

このカメラ、さまざまなルートから売り込みがあったのですが、当院では一番初に紹介してくれた会社さんで購入しました。

そのお値段、約100万円。

じつは、7月くらいにも、別の機種を検討していたのですが、その時は一式500万円と提示されており、それから比べると急激な価格低下です。

マスクと同じように、「需要と供給」といったところでしょうか。

さて、10月からこのカメラを玄関で使用しているのですが、いろいろと想定外のこともできております。

外気に影響される

当院でカメラを使用し始めたのと同時に、急に気温が下がってきました。すると、検温結果が低く出てしまうのです。

体の表面で計測しているので仕方のないことですが、寒い中を歩いてから計測すれば低く出ますし、おそらく夏場は高く出るのでしょう。

当院は、玄関に向けてカメラを設置しているので、建物に入ってすぐのところを計測します。
やはり、ある程度の導線を確保するのが理想でしょう。

立ち止まる

これは運用次第かもしれません。当院では、「カメラの前で一度立ち止まってもらう」よう患者さんに案内しています。
当初、院長が言っていた「患者さんの足を止めないように」は、うまくいっていません。

職員が必要

そして、一人一人おでこに体温計を当てる必要がなくなったとはいえ、停止位置に患者さんを誘導したり、発熱者がいた場合には、別室に案内する必要があり、結果的に職員を解放することはできていません。


これからサーマルカメラを導入される医療機関の参考になればと思い、書かせていただきました。質問あればコメント欄に書き込んでください。

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