掲示物の散乱
サイン改修のプロジェクトに至った最も大きな要因が「導線の混乱」であることは、前回の記事で書きました。
もう一つ、院長から指示を受けたのが「掲示物の整理」です。
フォーマットがバラバラ
当院では、掲示物は、「掲示したい部署」が制作し、総務課に「掲示許可」を求める仕組みになっています。
問題は、総務課がどのようなチェックをして「掲示許可」を出しているかです。
総務課のチェックは、至って事務的な者で、
- 記載している情報に間違いがないか
- 情報として外に出してしまって問題ないものか
をチェックしています。
ですから、デザインはもちろん、フォーマットもバラバラ。
サイズや縦横もバラバラです。
部署や委員会の「担当者」が制作するわけで、その人のセンスと、PCを扱うスキルによって、まさに百花繚乱(?)です。
大量の情報に埋もれて、本当に伝えたいことが伝わらない
総務課による「掲示許可」、もう一つ問題があります。
「掲載」にはチェックがかかりますが、「撤去」は誰もコントロールしていないのです。
すると、一つの掲示物が数年にわたって掲示されていて、内容が現在の実務と乖離してしまっているものがあったりします。
また、新しい掲示物が「増える」ばかりで、全体の枚数が膨大になっています。
もう、ところせましと壁が掲示物で埋め尽くされていきます。
こうなってくると、見た目にも美しくないはもちろん、掲示物の「機能」にも問題が出てきます。
重要度・緊急度ともに低い情報に埋もれて、今本当に伝えたいことが埋もれてしまうのです。
私も地方病院に勤務しています。いつも参考にさせていただいております。
返信削除私の病院でも同じくデザインやフォーマットがバラバラだったり、掲載期間も「変更があるまで」とし10年以上掲示しているものもあります。貼るまでの仕組みはできていても、外す仕組みができていない現状です。
院内掲示は患者様がよく目にする部分なのでテコ入れが必要ですね。
NPCさん、コメントありがとうございます。
削除この後、当院が今回のサイン改修で、どんな風に掲示物を整えたのかも投稿したいと思っています。「良い方向」で狙いを外してしまったのですが、読んでいただければ幸いです。