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電話交換機がヤバい

当院で長らく使用している電話交換機、かなりヤバいらしいです。 ちなみに、私の世代は「ヤバい」を「危険」の意味で使います…。 前回の記事( ITインフラ投資の中長期計画を立案することになりました(2018/10/4) )で書いたのですが、ITインフラを全体で再構築せよ、ということになりました。 一言で「ITインフラ」と言ってもそこにはさまざまのカテゴリーがあるわけで、電子カルテや部門システム、LAN、セキュリティ、ナースコール、グループウェアなどなど、ここ数日はいろいろなベンダーさんとお会いし、情報収集..というか猛勉強中です。 そんな中で出てきた電話交換機の話。 そこそこ古いモノだということはわかっていたのですが…・、お会いするベンダーさんが口を揃えて「電話交換機が一番ヤバい」と。 想像以上に深刻だった電話交換機 もともと、電話交換機を納入したベンダーさんによると、当院の電話交換機は、「20年もの」なのですと。 すでに保守部品の供給も止まっており、もし何かあっても、交換部品が調達できない可能性があるとのこと。 SIerさん、特に電話周りに強いベンダーさんは、みなさん口を揃えて、 「次、なにかの影響で電源が切れたら、起動しないかもしれませんよ」と。 さらに、「電話交換機を入れ替えるとしたら、2~3ヶ月見ておいた方が…」と。 つまり、既存の電話交換機がダウンして、もし復旧しなかったとしたら、2~3ヶ月、電話が使えないということです。 IP電話は見送りか 中長期計画を立案する中で、院内全体を「IP電話」にするということを考えていました。 IP電話とは、ザックリ言うと、電話線でなくインターネットの技術を利用した電話で、当院では「LANを使った電話」といって差し支えないと思います。 IP電話化は高額ですが、それに見合ったメリットがあるのではないかということで、いろいろと勉強しようと思っていたところですが、そんな時間的余裕はなさそうです。

サイボウズLiveの引っ越し先が決まらない

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ここ数年、私の仕事の管理は、サイボウズ社のグループウェア、サイボウズLiveに頼りっきりです。 このサイボウズLive、すでに2019年4月15日でサービスを終了することを発表されています。 サイボウズLiveサービス終了のお知らせ(2017/10/24) もともと、無料のグループウェアだから文句も言えないし、捨てる神あれば拾う神あり、受け皿になるサービスがそのうち見つかるだろうと、あまり心配していませんでした。 ところが、サービス終了までほぼ半年の現在(2018/10/11)、まだ引っ越し先が見つかっていません。 秀逸なTodoリスト サイボウズLiveの魅力は「Todoリスト」、これにつきます。 私の仕事は、プロジェクトものが多く、一つの案件が数ヶ月単位になります。なので、細かく「いついつこれをやる」ということはあまり多くないのです。 例えば、「電子カルテの検査と投薬のデータを集計して、条件に見合う患者さんを抽出する」という案件が出てきたとします。 何をどこまでやったら「完成」か、それは刻々と変化していきます。一定のアウトプットができても、その段階で「もっとこうならないか」という要望がでれば、次のフェーズが始まります。 なので、スケジューラーよりも、案件を管理するための「Todoリスト」の方が、私の仕事には馴染むのです。 サイボウズLiveのTodoリスト Todoリストに、タスクを追加するのは、多くのグループウェアと同じです。 サイボウズLiveのTodoリストの特徴は、1件1件のタスクに「コメント」を追加できることです。 おそらく、この「コメント」機能は、メンバーが意見を言い合ったりすることを想定したものだと察するのですが、私はこれを、「報告」として使っています。 一つのタスクに対し、関係するあらゆることを入力します。 会議の決定事項 取引先との打ち合わせの概要 進捗状況 その他、気づいたことは何でも。 情報共有基盤として タスクを共有しているメンバーは、メールやダッシュボード画面でコメントが確認できるので、状況がどうなっているのか把握することができます。 メンバーの案件管理に リストのソート順がいくつか選べます。 私

ITインフラ投資の中長期計画を立案することになりました

この度、新しい、そして超ヘビーな仕事を担当することになりました。 記事のタイトルの通り、「ITインフラ投資の中長期計画立案」です。 このブログを昔からご覧いただいている方は覚えてくださっているかもしれませんが、もともと私はこの病院のシステム部門で働いていました。 2014年から経営企画室に異動して今に至ります。 システム部門は、私の離脱とともに総務課の傘下に「係」として統合されました。 日頃の保守業務はシステム部門がやっているのですが、今回の仕事は荷が重いということで、私に回ってきたわけです。 停滞していたIT化 私がシステム部門を離れてから、院内のIT化は急激にペースダウンしてしまいました。 院内至るところで、それを感じるのですが、何度も歯がゆい思いを抱きましたが、現在のシステム部門の職員にとって私は「元上司」なので、私が口を出したらやりづらいかと思い、システムのことには触れずにいました。 それに、システム部門を預かっている総務課長、システム部門の「現在の上司」のメンツをつぶすことになります。 しかし、それから数年が経過し、私がシステム部門に在籍していた時代に導入したシステムが、次々と保守の満了をむかえます。一部にはもう保守が終了しているものもあります。 そんな折、事務長から「これってどうなの?」と渡される、見積書の数々。 ベンダーさんから提示された見積書を、システム部門がそのまま上申するので、はたしてこれがベストの選択なのか、事務長も判断に困っているというわけです。 ITは日進月歩、機能改善して便利になっていくのはもちろん、コストも下がっていきます。 なにより、1社の見積で競争もなければ、交渉の余地もありません。 そこで、システム関連の案件が出ると事務長にこっそり「ポイント」を説明していたのです。 そんなわけで、どう考えても今の仕事を抱えたまま取り組むのはきびしいのですが、今さら投げ出すわけにも行かず…、忙しくなりそうです。