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Webサイトの運営体制を検討

システム部門時代の仕事の引き継ぎがようやく終わろうとしています。 そんな中、院長から直々に命じられたのが、「Webサイトのリニューアル」です。 「経営企画室」を立ち上げたものの、どんな仕事をやるのかと思っていましたが、「広報」は求められている仕事の一つのようです。 まず、現在の当院のWebサイトが制作されたのは、私がこの病院に採用されるずいぶん前、少なく見積もっても今から5年、おそらく7~8年前に制作されたものです。 CMS(コンテンツマネージメントシステム)を使い、院内の職員でも編集が可能…というものです。 当時は一生懸命制作したのだと思いますが、ページデザインに古さは否めず…。 まあ、企業のホームページをCMSで制作しているのって、あまり見かけないし…。 さて、デザインとともに問題なのが、「運営体制」です。 大規模な病院で「広報」に関する担当者や部署がしっかり決まっているのでしょうが、中小規模の病院では、事務系の部署の「誰か」が片手間でやっていることが多いと思います。 そこにいくと、当院では、一応、「広報委員会」があり、そこがWebサイトの運営を行っています。 ところが、この「委員会」というのがやっかいで…。 「委員会が運営している」と聞くと、しっかりやっている印象をお持ちになるかもしれませんが、そうでもないのです。 委員会には、各部署から担当が割り当てられて参加するのですが、その人選が問題です。 聞くところによると、広報委員会の設立当時は、「広報戦略を担う」場として、各部署からある程度のポジションについているメンバーが参加していたらしいのですが、時間とともに、メンバーが入れ替わり、今では入社1~2年目が大半を占めています。 各現場にしてみれば、自分たちの本業とは直接のつながりを感じられない「広報」という仕事に、貴重な戦力をさいている場合ではない…、ということなのでしょう。 いつの日か、広報委員会は形骸化し、とりあえず、「休診情報」など、固定化された情報をメンテナンスするだけになっているとのこと。 Webサイトのリニューアルも必要ですが、この際、運営体制を考えなければいけませんね。

当院で経営企画室に求められていること

ブログのタイトルを変更しました。 「中規模病院の経営企画室のブログ」 気のきいたタイトルが思い浮かばず…、というほど考えていませんが…。 ブログのテンプレートも、変えてみました。 「病院のシステム管理者のブログ」からの読者の皆さん、システム関連の記事もぼちぼち書いていくと思いますので、よろしかったら今後ともお付き合いください。 さて、病院の経営企画部門というと、「院長直轄の精鋭部隊」みないなイメージを抱くかもしれませんが、当院ではまったく違います。 当院は、地方の中規模病院です。 ありがたいことに、これまで経営についてあまりギスギスしたところはなくやってることができました。 どうやら「経営企画室」は院長の発案とのことなので、なにか思うところあっての設立なのでしょうが、いまのところ具体的な話は聞いておりません。 このブログでは、企画部門としてのノウハウを紹介するなんて100年早い…、むしろ、中小規模の病院でどんな企画仕事があるのか、そしてどんな問題がありどのように解決する(できない)のか、そんな記事を書いていきたいと思っています。

システム管理者として目指していたこと

今日の記事は長いです。 技術的な話題はありません。 部署異動にあたっての 前回 の記事で書いたとおり、この11月から、システム部門を離れ「経営企画室」として仕事をしております。 経営企画室の仕事はとても静かな始まりです。というか、システム部門の仕掛かり案件が多く、引き継ぎ資料のまとめに追われる毎日です。 前回、システム部門を離れることが決定したこを書き、こんなコメントをいただきました。 前々からよく拝見させていただいていました。私も中規模病院で電子カルテやPC関係の管理をしています。 当法人においても、システム部門の扱いは同じようなものがあり、格はいつも下に見られているように思えます。 経営企画室ができるならそこにシステム部門を異動させ、病院経営の一翼を担う的な扱いをして欲しいと思います。 このコメントを拝読し、共感するとともに同じ境遇の方にエールを送りたいと思いました。 また、個人的にも、節目というか、一つの区切りとして、システム管理者として考えていたことを書き残したいと思いました。 それほど高くなかったシステム管理者としてのモチベーション 私は、プロフィールにも書いているとおり、医療機関や福祉施設の経営企画部門で仕事をしてきました。40代になり、あるご縁で、電子カルテ導入の仕事をするために今の病院に入職しました。 じつは、この病院で採用になるとき、当時の事務長からこんなことを言われていました。 「病院として目下最大の課題は電子カルテの導入を成功させることであり、それが落ち着いたら、これまでのキャリアを活かして経営の仕事に関わってほしい」と。 もちろん、まったく面識のなかった私を、経歴書と短時間の面接で急に「経営にも関わって…」とは、電子カルテ導入という過酷な仕事をさせるにあたってのリップサービスかもしれませんが、私自身も本職でないITの仕事よりも、その方が病院に貢献できると思っていました。 そんなこともあって、システム部門の仕事は、どこかに潜在的に「期限付き」という意識があったと思います。 なので、「ITを使って、この病院を発展させたい!」みたいなモチベーションはなかったんです。 医療におけるITの重要性を実感する ところが、仕事が進むにつれて、システム部門の仕事の奥深さにハマっていきます