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「1医療機関あたりの新規患者数」という微妙な指標

メディアでもインフルエンザの流行が盛んに伝えられていますが、皆様の周辺ではいかがでしょうか。 当院でも、感染制御委員会の師長が躍起になって、マスク着用と面会制限の徹底を訴えています。 私が見ているデータでは、当院のインフルエンザ患者は1月末がピークだったと見ています。 今後またぶり返してくるかはわかりませんが、先週末くらいから落ち着き始めたように感じています。 さて、よくニュースなどでも耳にする、「1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が…」という統計情報。なんか、これって微妙だと思いませんか。 全国的に見ればわずかかもしれませんが、医療機関の数は変動します。 ですから、「先週に比べて」という見方なら有効ですが、例えば「昨年の今の時期と比べて」という使い方には適さないように思います。 そもそも医療機関数で割る必要があるのかな…と。 「全国で〇人」とか、「〇〇地方で〇人」とかでは、ダメなんですかね。 あまり数字が大きいと、実感がわきにくい…とか。 「1医療機関あたりの…」って、いつから発表され始めたのかわからないのですが、昔からずっと違和感を感じているのは私だけでしょうか。 さて、毎年コンスタント(?)にインフルエンザに罹患する私ですが、今シーズンはなんとかここまで無事に来ております。 このまま逃げ切ることができるか…。