投稿

4月, 2019の投稿を表示しています

サイボウズLive、終了です

これまで長らくお世話になってきたサイボウズLiveが今日で終了します。 本当に長い間お世話になりました。 日々の業務を記録することで、タスクが整理され、そしてなんと言っても、それがそのまま貴重なナレッジベースとして機能するのは、私にとって最適なタスク管理のプラットフォームでした。 また、他の医療機関の方々と運営していた研究会でもサイボウズLiveを使っており、なくてはならないコミュニケーションツールとなっていました。 こんなすぐれたサービスが「無料」で使い続けられるのは、やはり無理があるのでしょう。 広告で収入を上げるか、あるいは、有料サービスへの「入り口」として提供するのが、この手のサービスの常套手段だと思いますが、会社としての「サイボウズ」は、どんなビジネスモデルを描いていたのでしょうか。 広告をまったく表示していなかった(と思う)から、おそらく後者を想定していたのだと思います。 しかし、今回のサービス終了をきっかけに、同社の「Office10」や「Garoon」を試してみたのですが、少し違うというか、私がサイボウズLiveに求めていたものを達成することはできませんでした。 結局、私は別のサービスにタスク管理を移行することを決めました。 ヌーラボの Backlog です。 Backlogは、またの機会に紹介したいと思います。 さらば、サイボウズLive、今までありがとう…。

次期PACSベンダーさん選考中です

久しぶりの投稿です。 当院では、近くPACSの更新を控えておりまして、そのベンダー選定が山場を迎えており、なかなか忙しい日々を過ごしています。 PACSは、HIS系システムの中では、電子カルテに次ぐ「大物」です。 画像はもちろん、今時は動画も扱うので、システムが求めるスペックも高く、金額もさることながら、その使い勝手は、ある面では電子カルテよりもシビアかもしれません。 そして、ややこしいのが、関わる部署が多く、また、それぞれこだわる部分が違うところです。 関係者のこだわり これから書くのはあくまでも当院の話なので、ご了承ください。 まずは、読影医。直感的に操作できるか、過去の検査が素早く探せて、比較できるか。 今回、多くのベンダーさんのデモを拝見しているのですが、一番驚いたのが、スライス画像の「同期」。新旧2回の検査画像で、断層画像のスライスが自動的にピタリと合って、マウスのホイールを動かすと、2つの画像が同期して動くのです。 この辺は、使い勝手というか、「精度」の問題でしょうか。 次に臨床医。読影医ほど深くビューワを使い込むわけではないのですが、なんといってもキビキビどうすることが求められます。患者さんを目の前にして使うわけですから、とにかくスピード重視。 放射線部門や検査部門では、画像を見ることもさることながら、その前後の処理が業務の効率化に直結します。オーダー情報との連動や、検査一覧の見やすさや使いやすさが、求められます。 その他、当院は透析患者さんを多く抱える病院なので、心胸郭比の自動計測はとても重宝されます。計測する部署にとってはこの「自動計測」が必須なのですが、全てのベンダーさんがこの機能を達成しているわけではありません。 見積の条件を揃えるのは…ムリです この数ヶ月、各PACSベンダーさんの条件を合わせるのに、かなりの時間を費やしてきました。 基本的に、私がPACSベンダーさんに直接声をかけることはありません。私はあくまで中立です。 では、誰が声をかけるのかというと、前述の「関係者」です。医師であり、放射線部門であり、検査部門です。当然ですが、そのベンダーさんのシステムが使いたいから声をかけるわけで、自分が使いやすい構成で依頼し、一方で他部署に配慮しません。 そうして集まった見積は、構