Webサイトのリニューアルをめぐって板挟み

今、当院のWebサイトをリニューアルしようという話が出ています。


きっかけは、最近開設した施設やサービスが掲載されていないことです。

単純に情報を追加すれば良いだけの話なのですが、これがどうもうまくいきません。

Webサイトの「制作」は経営企画室の仕事です。しかし、どんなコンテンツを掲載するかは、当該の担当者の仕事です。
例えば、ある診療科のことを掲載するときに、その科にとってどんな情報発信が必要か、正確な文書を書けるか…、もちろん私の手に負えるものではありません。

なので、「制作」が経営企画室の領分であり、それ以上のことはできないのです。

そんなわけで、新しく開設した施設に、コンテンツの提示を依頼するわけですが、これが、まったく対応してもらえないのです。

診療優先なので、強要することはできません。

もちろん、Webサイトの制作は、院長の指示でもあり、その命令を受けた「広報委員会」が各部署に指示をしているのですが、それでもコンテンツを提供してくれません。

そこで、広報委員会はこう考えました。
「ライターさんにインタビューしてもらって、むりやりコンテンツを作ってしまえば…」と。

そして、せっかくライターさんを起用するのであれば、当院のWebサイトも前回のリニューアルから5年以上経過しているので、この際新しくすれば…となったのです。


院長も、ライターを起用してコンテンツを「むりやり」制作することには賛成してくれました。

しかし、院長はどうも今のWebサイトが気に入っているようで、体裁を変えたくないと言うのです。
さらに、「サイトのレイアウトを変えてしまうと、既存のユーザーが迷ってしまう」と。

リニューアルの出費を渋っているのかと思いきや、見積を提示したところ、あっさりと許可が出たので、本当に今のデザインが気に入っているのだと思います。


この話を広報委員会に返したところ、案の上の大ブーイング。
私自身も、当院のサイトが時代にマッチしない、「やぼったい」デザインであることは重々承知しています。

委員会では「デザイン変えないんだったら、リニューアルの費用を払う意味がない」とのご指摘。

ごもっともです。

Webサイトリニューアルプロジェクト、はたしてどうなるのやら。

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