地域住民に向けてHISを説明したら、質問攻めに

今日、近隣住民のとあるグループに向けて、病院の情報システムについて説明する機会がありました。

ちょっとしたきっかけがあって、ある地区の「区長会」なる団体の総勢11名が病院を訪問されました。
いろいろな部署を回って、最後に電子カルテシステムを紹介するというシナリオ画で…、なんかメインディッシュ的な扱い。

これまでもたびたび当院のシステムを紹介する機会はあったのですが、今回は医療業に関わったことがない、現役引退世代(60代から、上の方はたぶん80歳くらい)の方々。ふだん使っているプレゼン資料をあきらめ、徹底的に専門用語を省いた資料を作り直しました。

「PACS」ではなく、レントゲンなどの画像を管理するシステム。
「レセコン」ではなく、医療行為を精算するシステム。

写真をふんだんに使った、完全新作プレゼンテーション。


慌ただしい準備でしたが、実際の講義はというと…、これが大盛況。

業界人ではない分、新鮮に映るのでしょうか。私が話すたび、みなさん大きくうなずき、とっておきのネタでは「へぇ~」、「ほぇ~」、「なるほど!」とそこかしこから歓声が…。

質疑応答も、「バックアップはどうなってるのか」、「セキュリティは大丈夫なのか」と、矢継ぎ早に質問を浴びせられ、予定時間を大きく過ぎてしまう始末。

気づけば、額から流れる汗をワイシャツの袖口でぬぐっていました。

質問が途切れたところで、司会者が割って入り終了と告げると大きな拍手。


一般の方々が、病院システムの話をこんなにも興味深く聞いてくださるとは、全く想定していませんでした。
準備には決して手抜きをしたつもりはありませんが、これだったら、もっとリアルなサンプルデータを仕込んでおけば良かったと少し後悔…。

ともあれ、「地域住民に病院のことを知ってもらう」ことって、もしかしたらとても大事なことなのでは、と考えさせられるイベントでした。
我々システム部門の職員は、ふだん患者さんと直接対話する機会はありません。しかし、こういう機会であれば病院のイメージアップに一役買えるかもしれません。

コメント

このブログの人気の投稿

GoogleのAutoDraw、ピクトグラム作成に使えそう

旧字体や外字は使用できません

患者さんの視線とサインの高さ