翌日配送に慣れてしまっている自分に気づく

私の生活は、今やかなりの部分をネット通販に頼っていますが、数あるECサイトの中で、私がよく使うのはヨドバシ.comです。

なぜ、ヨドバシ.comかといえば、あまり決定的な理由ではないのですが、純国産サービスであることの信頼感でしょうか。

あとは、梱包がとても丁寧なことと配送のスピードですかね。

価格が安いわけではないし、品揃えもライバルに劣るのですが、そんなわけでファーストオプションはここ数年ヨドバシ.comです。

今、そのヨドバシ.comの配送が遅延しています。



休日の前日にヨドバシ.comで日時指定で注文して確実に受け取る、というのが私のネット通販のパターン。

昨今、宅配便ドライバーの疲弊が取り沙汰されておりますが、なるべく配達の「空振り」が起きないように、確実に受け取れる日時を指定するようにしています。

さて、10月下旬、いつものように、ヨドバシ.comで注文を確定しようとしたら、納期の表示、
今すぐのご注文で2017年10月〇日〇曜日18:00までに
に、3日後の日付が表示されています。
一つだけでなく、カートに入れた全ての商品で同じく3日後の納期、すべて「在庫あり」のステータスなのに。

何が起きているかと思い、ニュースサイトやtwitterで情報を集めようとしました、その時は、それらしい情報がなくて…。

しばらくして(11/6)ヨドバシ.comにアクセスしたら、「現在配達遅延でご迷惑をお掛けしており、申し訳ございません」と表示。

と同時に、ニュースサイトでも記事を見かけるようになりました。

どうも物流センターの移転にともなう混乱のようですね。

特別なものが、いつかあたりまえになっていることに気づく

前日の夜に注文したものが翌日には届く、これってスゴいことだと思うのです。

これほどのスピードは、私の40年あまりの人生の中では、「つい最近」のことですし、あるいは、海外だったらまた事情が違うでしょう。

と、頭ではこのスピード感は「特別なもの」と理解していたつもりなのですが、今回のことで、すっかり体が慣れてしまっていることに気づきました。

「翌日配送できることが便利」なのではなく、「配送に3日かかることが不便」に感じてしまうのです。

人間とは、環境に慣れてしまうのだと、つくづく思いました。

当院はどうだろうか


今回のこと、病院の運営にも通じるところがあります。

多くの病院で行われていることが、もし当院でできていなかったら…。

例えば、病室の個室化、食事の選択メニュー、クレジットカードや電子マネーによる決済、患者さんによるご自身のカルテ閲覧、あげればキリがありません。

ヨソの病院さんで、日常的にこういったことを経験された患者さんが、それがない病院を受診すると「不便」と感じるのでしょう。

「選ばれる病院」になるためには、自院だけでなく、病院経営のトレンドを感じ取らなければならないと思ったわけです。

思い起こす電子カルテ導入の日々

余談です。

どんな会社でも、システムが大きく変わると混乱するものですね。

私が思い出すのは、2012年の電子カルテ導入という、当院にとっての一大イベントです。

当時、私はシステム担当として、電子カルテ導入の責任者だったのですが、多くの職員に負担をかけたし、本当に精根尽き果てるほどがんばったのですが、それでも患者さんにご迷惑をかけました。

そんな、苦い記憶がよみがえったところで、今日の記事はおしまいです。

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