古いPCのリユースは割に合わない?

昨年の電子カルテの導入で、それまで部門システムとして使っていたPCが大量に余りました。
各部門とも潤沢にスペースがあるわけではないので、次から次へと回収し、今では倉庫が回収してきたPCでごった返しています。

さて、回収してきたPCはキレイにして、基幹業務とは関係ないところで使用すれば、現場の職員に喜ばれるのでは、と考えていたのですが、すこしアマかったようです。


【スペックがきびしい】
まずは、ハードウェアの問題です。回収してきたPCは平均で5年程度使用しているのですが、PCの世界で5年といえば結構な年数です。それに、購入した当時、市場に出回っている中で、むしろ「ローエンド」に近いスペックです。Celeronとか、Athlonとか、自分がこれを使えと言われたら唸ってしまうようなスペック。
単一の機能しか使用しない、業務系のシステムだからこそ現役で何の問題もなかったのでしょう。かえって、Officeソフトを使用するほうが、要求するスペックが高くなるかもしれません。

【ソフトウェアにお金をかけるか】
問題は、そのOfficeソフトです。一般的に「PCで仕事をする」といえば、かなりの確立でそれは、「MicrosoftOfficeを使う」ということではないでしょうか。業務系のシステムで使用していたPCは、その必要がないのでOfficeソフトが入っていません。これは、かなりの誤算でした。
そして、いざOfficeのパッケージ版の価格を調べてみると、価格.comで調べると、最も使うであろう、2010 Home&Businessesで25,000円以上します。
この金額を支払って、上に書いたスペックのPCを延命して、何年維持できるのか考えてします。


日頃、身の回りで使用するPCやスマートフォン、数々のWebサービスなど、日々進化していくことにワクワクするものです。
一方で、資産管理の視点で考えると、陳腐化のスピードがあまりに早く、「ちょっと待って…」という気持ちになります。
こういうところで、いかに無駄な買い物をせずに、会社のお金を有効に使えるかも、システム部門の力量なのだと思います。

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