プリンタの機種変更にこんなに時間がかかるとは

ここ1ヶ月ほど、プリンタの機種変更に取り組んでいます。プリンタを変えるのに「取り組む」って大げさに思われるかもしれませんが、私もこんなに大変な仕事になるとは思っていませんでした。

まずは、機種変更をすることになった経緯から。
電子カルテを導入したのがほぼ半年前なのですが、それまで使っていた看護支援システムのプリンタがもったいなかったので、そのまま流用することにしました。
カルテ稼働後、そう時間が経たないうちに、この選択が間違っていたことに気がつきます。

一つは、プリンタの耐久性を見誤ったことです。それまで、現役で使っていたとはいえ、看護支援業務だけなので、あまりプリンタの頻度は高くなかったのです。それが、いろいろな指示箋やワークシート、同意書などの書類も出すようになって、一気に頻度が高くなり、あちこちでプリンタトラブルが発生しました。

もう一つは、代替え機の準備です。電子カルテ導入時には、数台のストックを含めてプリンタを購入したので、トラブルが発生すると、同じIPアドレスを設定して、プリンタをすぐ交換してしまうのです。
それが、流用したプリンタについては、ちょうどの台数しかなく、職員が対応できないトラブルは、サービスの方が来るまで待つことになります。

そんな綱渡りの状態にを解決するため、カルテ導入時に入れたプリンタに統一することにしたのです。


事情を説明したら、すぐに決済がおりて購入することになりました。問題は、その入れ替え作業です。

当院で導入したカルテシステムは、プリントするPCにプリンタドライバを設定する必要があります。

例えば、A病棟に入院している患者様についての指示箋を発行するとします。
LANでつながっているのだから、どこからでもプリントできそうなものです。もちろんできるのですが、それには、指示箋を発行するPCにA病棟のプリンタドライバを設定しておく必要があるのです。
医局で先生がカルテチェックをしている時に必要を感じてオーダーすることはあると思いますが、その時、オーダーを受けて、サーバーやA病棟のPCがプリントするのではなく、あくまで、先生の手元のPCがプリントするのです。

ということは、この例ですと、「A病棟にプリントする可能性のあるPCすべて」にドライバをインストールする必要があるのです。

しかも、アプリケーションごとにプリンタの設定があり、中には設定で変えるのではなく、実際にプリントする段階で選択することが必要だったり、まさに「手作業」なのです。

結局、1台のPCのプリンタを変更するのに、30分ほどかかることになります。これを台数分ですから、結構な時間になります。


今回は、導入段階での私の判断ミスですが、いずれ今使っているプリンタも生産終了になれば同じことです。

その時はバージョンアップで、機種変更が楽になっているのか、はたまた、システムそのものをリプレイスするのか、プリンタがモデルチェンジしないことを祈るばかりです。

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