スイッチングハブの設置場所が問題

今日は、朝一番で分院から呼び出されました。
「薬品の発注に使っているPCがネットワークに繋がらない。午後に発注かけるからそれまでに何とかして!」と。

その分院には明日用事があって行くことになっていたのですが、そんなわけで1日前倒して今日行ってきました。

事前に情報は入っていたのですが、「どうも昨日、透析室でステーションのレイアウト変更したらしく、そこが怪しい」とのこと。なぜ透析室…?
分院では、サーバー室はもちろん、専用のハブボックスなどがないため、透析室の中にフロアのLANが集約されているとのことなのです。
到着するなり、問題の透析室に出向くと、PCデスクの足元に、スイッチングハブが無造作に置かれ、何本ものLANケーブルが集中しているではありませんか。

スイッチのランプを確認すると、これがほとんど点いていない!
でもって、刺さっているLANケーブルには、一応ネームタグが付いているのですが、その中に「薬局」がない!

この時点で「昼飯抜き」を覚悟し、それからは、1本1本、刺しては抜いて反応を確かめるの繰り返し。

やっとの思いで薬局につながっているケーブルを探し当てたのですが、そこには全然関係ないネームタグが…。聞くところによると、その部屋を薬局として使い始めたのは、ここ数年(私がこの病院に勤務する前)のことなのですと…。

まあ、その他にも、一応スイッチに刺さっているものの、反対がなにもつながっていないケーブルなど、ループにならなかったのが奇跡と思えるようなLANケーブルの束。

今回は、バックヤードのLANだったからよかった(よくない!)のですが、基幹業務のLANだったらと思うとゾッとします。

現場で勝手にLANをいじってこのようなことにならないよう、日々、「LANはシステム部門で配線するので、たとえちょっとした配置換えでも声をかけてください」とアナウンスしています。
しかし、今回は現場だけを責められません。そもそもの配線があまりに無造作すぎて、これでは、現場の人達に緊張感が伝わりません。我々システム部門の仕事の緩慢さが招いたトラブルということを自覚しました。

なんとか薬品の発注に間に合い事なきを得たのですが、改めて分院のLAN配線を見なおさなければいけないと覚悟した1日でした。

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