モダンホスピタルショウ2016に行ってきました

昨日7/13、東京ビッグサイトで行われている国際モダンホスピタルショウ2016に行ってきました。

国際モダンホスピタルショウ2016が開幕(innavi.net)

本当は、写真をたくさん撮って掲載したかったのですが、1枚も写真撮っていません。


今年は、リプレースを控えているので、出展企業とのお話しで1日終えてしまいました。
そんなわけで、セミナーは1本も参加しておりません。


さて、個人的な感想をザックリ書いておきます。



センシングの実用化

「IoTでデータを集め、ビッグデータをAIが分析」、今はやりのIT用語を並べてみましたが、その入口となる、センシングの技術にいよいよ実用化が見えてきた、という感じがしました。

患者さまの動きを補足して知らせる…というと、すでに普及している離床センサーなどが思い浮かびます。

一方、今回の展示では、横になっている患者さまが、「睡眠しているか覚醒しているか」や、心拍数の計測により「急変」を判断するなど、今までにない要素が補足できるようになりました。

アラートを出すのはもちろん、蓄積されたデータを活用することによって、新しい価値がもたらされると期待します。

その他、スタッフの動態調査のソリューションも現実的なものがいくつか見られました。我々のような中小病院ではそこまでシビアにやらないと思いますが、大病院であれば経営効率化のツールとしておおいの役立つのではないかと思いました。

血圧測定は進化なし

先日投稿した記事、「スポットチェックモニタは使われているのか(7/7)」でも書きましたが、バイタル測定のツールを見直そうかと思い、情報収集をしました。

その中で改めて思ったのが、血圧測定はあいかわらずカフを巻いて測定する必要があるということ。

体温や、SpO2などは、多くの製品が出展されており、いずれもとてもコンパクトです。そしてデータが電子カルテに反映できて、看護師は転記の手間とリスクが軽減できます。

ところが、血圧だけやはりカフを巻いて…なんですね。

せっかく各種センサーをコンパクトにまとめた製品も、血圧計がこれでは、機動性が損なわれます。
さらに、圧力をかけるということは、それだけ電池を消耗します。

加速するネットワーク化

いわゆるHISとしての、電子カルテや部門システムだけでなく、ナースコールや、内外線などの音声コミュニケーション、あらゆるシステムをネットワークで接続するのは、この先普通になってくるでしょう。

複雑なインフラを設計することは、すでに病院職員の仕事のキャパシティを超えており、信頼できるインテグレーターとの協働は欠かせなくなります。

信頼できるインテグレーターをどのように探すか、今後の中小病院の課題になりそうです。

ユニフォーム出展拡大

私の仕事とはあまり関係ありませんが、ユニフォームの出展がずいぶん増えたと感じています。
今まで聞いたことのないブランドや、大手スポーツ用品ブランドの参入があって、展示エリアを華やかにものにしていました。

この分野にはまったく詳しくないのですが、なにか流れがあるのでしょうか…?




冒頭にも書きましたが、今年はリプレースを控えて気合い入りまくりでした。

開場直後(10:00過ぎ)から入って、「蛍の光」が流れてきて、閉館の17:00を回ったことに気づくという…。

この集中力を普段の仕事で発揮できれば…。

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