他施設からのCD-ROMは事務でPACSに取り込みます

以前に、「他施設からのCD-ROMをPACSに取り込むか」という記事を書きました。

当院ではこれまで、他施設で撮影したDICOMのCD-ROMを開くときは、診察室のPCで直接開いていました。
今後も、この方法でいくのか、あるいはPACSに取り込むのかという内容の記事でした。

これについては、かなり早い段階で「PACSに取り込む」ということに決まっていました。
複数の先生に聞いてみたところ、PACS取り込みがいまや一般的で、使い慣れたインターフェースで操作できる方が良いとのことでした。

問題は、「どこの部署で取り込むか」という部分で、放射線科や地域連携室などが候補に上がったのですが、それなりの負担になるのでどこの部署も敬遠し、結局医事課が受付窓口で対応することになりました。
PACSに取り込む際に、モダリティの指定などができるかどうか(例えば、どちらも断層画像である、MRIとCTが、事務の職員に区別がつくか)など、若干の不安が残りますが、まずはこれでスタートすることになりました。

さて、先生から念を押されたことがあります。「いくら呼びかけても、診察室でCD-ROMを取り出す患者さんはいるよ」と。

これについては、対応策が用意してあります。他の病院を見学に行った時に「なるほど」と思った、「スタンドアロンのノートPCを用意しておく」というアイディアです。
これなら、持ち運びできるし、万が一CD-ROMがウィルス感染していても、ネットワークに拡散することはありません。
外来だけでなく、救急もこれで対応することにしました。

で、ひとつ困ったことが。「どうせスタンドアロンなら」と思い、スペックが低くても構わないと考え、院内でどこか余っているノートPCがないのか探したのですが、なかなか見つからず。
さらに、よくよく考えたら、急にCD-ROMを差し出された時に、「すぐ使える」ことが重要なので、使いふるしのPCで、「起動まで◯分かかる」というわけにはいかないのです。
最近はやりの「Ultrabook」なんかを買ってみようかと考えています。

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