電子カルテ導入後半年経過…、機能改善要求が止まらない

もうすぐ、電子カルテを導入してから6ヶ月が経過します。

我々システム部門は、大小様々な機能改善の要望に追われています。
システムの仕様に関わる大規模なことから、文書類のちょっとした文言の変更など、日々多くの要求が飛び込んできます。
中には、「なぜ最初からしていなかったのか」という話もあれば、ユーザーが上達してきたからこその提案もあります。
また、医療業の中では、新しい治療を採用したり、それにともないワークフローが今までとはまったく異なることも出てきます。今や電子カルテは病院運営の中枢にあり、新しい運用に合わせで電子カルテをカスタマイズしたり、逆に、どうしても機能が及ばない場合は電子カルテの仕様に合わせてワークフローを調整します。

そんなわけで、導入後半年経っても、全く落ち着きません。
カルテメーカーさんからも、「(導入後)1年程度は、バタバタするもの…」という話を聞いていたので、ある程度予測はしていたのですが、これほどまでとは。

病院からは「ある程度落ち着いてきた」と評価していただき、それはそれでありがたいのですが、一方で、「そろそろシステム部門の残業を減らしてくれないか」との指示を受けました。
たしかに、これまで本当にメンバー全員が毎日遅くまでやってきたので、毎月の勤怠届けがとんでもないことになっていたわけで、労務管理部門はさぞヒヤヒヤしていることでしょう。

仕事量は減ることなく、我々システム部門のキャパシティが縮小していけば、当然、仕事は溜まっていく一方です。
システム部門ではここのタスクリストを共有しているのですが、これが見事に増えていくばかり。
ソフトウェアのライセンス管理とか、ノートパソコンにキーボードカバーを付けたいとか、やりたいこと、いややらねばならないことはいくらでもあるのですが、なかなか手がつきません。

このブログをご覧の方で、今後電子カルテの導入を控えている方がいらっしゃたら、ぜひとも導入後の体制にも気を配っていただけるよう、お気をつけください。

コメント

このブログの人気の投稿

GoogleのAutoDraw、ピクトグラム作成に使えそう

旧字体や外字は使用できません

患者さんの視線とサインの高さ