電子カルテ導入しても、意外と難しい「待ち時間調査」

電子カルテの導入を準備している時期、「待ち時間調査」についてこんな話をしていました。

私「電子カルテになったら、受け付け、オーダー、実施、会計って、時間が記録されるんですよね」
メーカー「もちろん。あらゆる場面でタイムスタンプがあるので、集計次第でいかようにも」
私「今まで手作業で記録していたので、きっと現場が喜びます…」

電子カルテ導入から数ヶ月が経過し、いざ待ち時間調査のロジックを組み立てることになりました。
すると、意外と難しいことに気が付きます。

各現場で「実施入力」をするので、その前後を集計すればよいのですが、この「実施入力」をいつするのかが、部署や、医療行為の内容によって異なってきます。

実施の直前で入力していればいいのですが、医療行為が終わってから実施入力するなど、いろいろなのです。

例えば、診療材料を使う検査では、検査の進行具合によって使う量が異なることがあり、どうしても実施入力が後になってしまいます。

では、受付時間でカバーできるケースもあるのですが、たいていは部門受付の後、多少の待ち時間が発生するので、正確ではありません。

行為の「開始時間」を記録すれば正確なデータがとれるのですが、そのために現場の手続きが一手間増えてしまうのもいかがなものかと。

日々、データベースと格闘しておりますが、システム部門だけではどうにもならない問題も多く、苦戦しております。

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