フットケアチェックの周期を判定する
7月から本番稼働したのが「フットケアチェックの周期を判定する」というものです。
「フットケア」とは、一般の皆さんからすると、「巻き爪が…」とか、あるいは「美容」近いイメージを抱くかもしれません。
一方、当院は糖尿病や腎臓疾患を抱える患者さんが多く、足先が化膿したり、場合によっては壊死することもあり、この「フットケア」が医療行為としてたいへん重要なのです。
(私はもちろん専門家ではないので、間違っていたらスミマセン)
さて、患者さんに対しどんな「フットケア」が必要か、患者さんの足の状態を調べることを当院では「フットチェック」と呼んでいます。
このフットチェック、多くの項目を調べるため、チェックする看護師には相応の負担がかかります。
なので、手当たり次第にやるのではなく、患者さんの状態に応じて、適切な周期で介入するようにしたい、という取り組みです。
今回は、臨床現場の案件だったわけですが、いつもと勝手が違いました。
むしろ現場の方が積極的で…。
私が院内でこの「フットケア」の言葉を耳にするようになったのはここ3年くらい。
フットケアの重要性を早くから認識していた一部の職員は、これを広めるべく努力を重ねた時代がありました。
ところが、ある時期からそれが過剰になり、看護師の負担になっていたのです。
足の状態が悪ければ、チェックの頻度を上げれば良いのですが、そうではない患者さんにも頻回に介入する必要はないものなのだそうです。
そこで、なんらかの基準を作って、患者さんを3つのグループに分けて、それぞれ毎月、3ヶ月に1回、年1回のスケジュールでチェックしようと。
「基準」に使うものは、検査データや、チェック表のテンプレートのスコアなど、いずれも電子カルテにデータが蓄積されているということで、私に声がかかりました。
そもそも、機械的に集計したら本当にフットチェックの頻度が下がるのか、場合によっては今よりも介入頻度が上げてしまうようなことだってあるのでは、そんなことを思っていました。
さて、プログラムを組む前、試しに手動で集計してみたところ、かなり良い結果、つまり、多くの患者さんがそれまでやっていた頻度でフットチェックをする必要がないという結果に。
その情報が伝わってからというもの、看護部から「急げ」プレッシャーが…。
かくして、この7月から、毎月初旬に各データを集計して「今月のフットチェック対象者」をピックアップするプログラムが、実用化されました。
いつもは、私がヒアリングの機会を求めても、プロトタイプのフィードバックを依頼しても、ひたすらほったらかされるのですが、今回は、見切り発車と言っても良いスピードで話が進みました。
まあ、いつも同じことを書きますが、データ集計の仕事でも、経営に関する仕事よりは、臨床現場に関わる仕事の方が、感謝されますし、やってて楽しいです。
「フットケア」とは、一般の皆さんからすると、「巻き爪が…」とか、あるいは「美容」近いイメージを抱くかもしれません。
一方、当院は糖尿病や腎臓疾患を抱える患者さんが多く、足先が化膿したり、場合によっては壊死することもあり、この「フットケア」が医療行為としてたいへん重要なのです。
(私はもちろん専門家ではないので、間違っていたらスミマセン)
さて、患者さんに対しどんな「フットケア」が必要か、患者さんの足の状態を調べることを当院では「フットチェック」と呼んでいます。
このフットチェック、多くの項目を調べるため、チェックする看護師には相応の負担がかかります。
なので、手当たり次第にやるのではなく、患者さんの状態に応じて、適切な周期で介入するようにしたい、という取り組みです。
いつもと違う
私が手がけるデータ集計案件は、2種類に分けられます。経営に関する案件
この手の案件は院長や事務長から直接指示が来ます。そして、毎度のことですが、「それはムリ」と言えるような「期限付き」で飛び込んできます。臨床現場の効率化や精度向上に関する案件
一方、こちらは私の方から提案することがほとんど。
「こうしたら今の仕事がもっと楽になるのでは」と働きかけますが、それが何をもたらすのか現場の職員の理解を得られず、拒絶されることもしばしば。
アイディアを理解してもらうまでが一苦労というわけです。
- 会議などで交わされる情報の中に、「もしかしたらこれはデータを活用すれば解決できるのでは?」と思ったとき。
- あるいは、他の病院の方とのお話や、ネットや書籍で見かけた他院さんの取り組みに「なるほど」と感じ、それが当院でも真似できないかと思ったとき。
「こうしたら今の仕事がもっと楽になるのでは」と働きかけますが、それが何をもたらすのか現場の職員の理解を得られず、拒絶されることもしばしば。
アイディアを理解してもらうまでが一苦労というわけです。
今回は、臨床現場の案件だったわけですが、いつもと勝手が違いました。
むしろ現場の方が積極的で…。
必要以上のフットチェックの頻度
私が院内でこの「フットケア」の言葉を耳にするようになったのはここ3年くらい。
フットケアの重要性を早くから認識していた一部の職員は、これを広めるべく努力を重ねた時代がありました。
ところが、ある時期からそれが過剰になり、看護師の負担になっていたのです。
足の状態が悪ければ、チェックの頻度を上げれば良いのですが、そうではない患者さんにも頻回に介入する必要はないものなのだそうです。
フットチェック介入頻度の基準を設ける
そこで、なんらかの基準を作って、患者さんを3つのグループに分けて、それぞれ毎月、3ヶ月に1回、年1回のスケジュールでチェックしようと。
「基準」に使うものは、検査データや、チェック表のテンプレートのスコアなど、いずれも電子カルテにデータが蓄積されているということで、私に声がかかりました。
そもそも、機械的に集計したら本当にフットチェックの頻度が下がるのか、場合によっては今よりも介入頻度が上げてしまうようなことだってあるのでは、そんなことを思っていました。
さて、プログラムを組む前、試しに手動で集計してみたところ、かなり良い結果、つまり、多くの患者さんがそれまでやっていた頻度でフットチェックをする必要がないという結果に。
その情報が伝わってからというもの、看護部から「急げ」プレッシャーが…。
かくして、この7月から、毎月初旬に各データを集計して「今月のフットチェック対象者」をピックアップするプログラムが、実用化されました。
いつもは、私がヒアリングの機会を求めても、プロトタイプのフィードバックを依頼しても、ひたすらほったらかされるのですが、今回は、見切り発車と言っても良いスピードで話が進みました。
まあ、いつも同じことを書きますが、データ集計の仕事でも、経営に関する仕事よりは、臨床現場に関わる仕事の方が、感謝されますし、やってて楽しいです。
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