台風15号にやられました

すでに復旧しつつあるのですが、9/9(月)未明の台風15号の影響で、当院と地域はかなりの被害が発生し、1週間経った現在、やっと復旧してきました。

前回の記事で、8月の電子カルテのユーザー会について何回かに分けて書くとしましたが、予定を変更し、今回の台風被害で思ったことを下記残しておきたいと思います。


一応、このブログは匿名でやっております。当然、医療機関も伏せてやってきたのですが、今後の記事の内容でわかってしまうかもしれません。

ですが、大変貴重な経験だったので、ブログ読者の皆さんにぜひ共有したいと思います。
もしわかっても、そっとしておいていただければ助かります。


さっそくですが、今日の記事では当院が陥ったライフラインの被害を書いておきます。

停電

9/8(日)の夜に自宅で就寝、寝苦しい夜でした。
日付が変わったくらいから、断続的に停電が発生していました。すぐに復旧するのですが、そのたびにエアコンの電源を入れ直しました。

9/9(月)の2:30頃だったでしょうか、そこから全く電気が復旧しなくなりました。

後に、電子カルテベンダーさんから、丁度その時間に電子カルテサーバーが一度ダウンしたことを教えていただいたので、病院もその時間に停電したのだと思います。

9/9(月)朝、出勤して職員駐車場から病院に向かって歩いて行くと、自家発電機の盛大な稼働音を聞いて「病院もか…」と落胆したのをハッキリと覚えています。

それから、9/11(水)の16:00過ぎま約60時間、停電が続いたのです。
ちなみに私の自宅はその翌日、9/12(木)の17:30まで停電が続きました。

断水

電気が使えないのもキツかったのですが、時間差でやってきたの「断水」です。

前述の通り、9/11(水)の夕方に電気が復旧し、「明日からやっと…」ということで、体制を整えていたのですが、翌日9/12(木)の朝、「これから断水する」との情報が。

市役所から、医療機関ということで、一般より一足先に連絡がきました。

聞くところによると、当院の地区を管轄する「配水場」の設備が一部故障して、溜まっていた水を放出しきったのが、9/12(水)の朝だったということらしいです。

そしてこの断水は今日、9/17(月)の9:00まで、5日間続いたのです。

当院は、透析患者さんを抱えているので、水不足は致命的です。
市と、そして自衛隊の給水車でこの断水をなんとか切り抜けることができたのです。

ガソリン・公共交通

当院の地域は、公共の交通機関は便が悪く、ほとんどの職員が自家用車で通勤します。

そこで、「ガソリン」の供給が問題に。

周辺地域の物流は問題ないので、ガソリンが全くないわけではなく、流通はしているのですが、その量が少ない。
「不足」そのものもの問題なのですが、それに輪をかけるのがスタンドの「行列」です。

職員の通勤手段もさることながら、透析患者さんの送迎バスも運行しなければならず、運転手の職員が、遠くまでスタンドまで給油に行ったりしました。

また、数は少ないもののJRで通っている職員の中には、出勤することができない者も。



次回は、食事のことを書きます。

コメント

このブログの人気の投稿

GoogleのAutoDraw、ピクトグラム作成に使えそう

旧字体や外字は使用できません

患者さんの視線とサインの高さ