導入直前の混乱で、信じられないミス

電子カルテが稼働して10日以上経過しましたが、導入前の混乱を少しだけ記事にしておきたいと思います。

導入直前は、各ベンダーさんの納品が殺到しました。納品といっても、ただ物を置くだけでなく、設定はもちろん、電子カルテとの接続、稼働試験、実際に機器を使用して説明・リハーサルなど、ベンダーさんもたいへんですが、当院の職員もいろいろと対応することがあって、忙しい限りでした。

そんな誰もが、浮き足立っている時こそ、信じられないようなミスが起きます。

  • リハーサルが始まっても、生体情報モニタから、電子カルテに情報が送られこない、と大騒ぎしてみたものの、ハブの電源が入っていなかった。
  • オーダーを監視するプログラムを、夜間のメンテナンスで停止し、その後起動するのを忘れていた。
なんて、本当に「ウソでしょ!」と言いたくなるようなイージーミス。

その他にも、たまたま同時期に行われた漏電検査で、ある部門システムのサーバーがダウンしていたのですが、それに気づかず、調査に何時間もかかったなど。
UPSコントロールの設定が、数ミリ秒の停電を感知しただけでシャットダウンを発動する設定になっていたそうで、その後、停電の許容時間を数分に延長することにしました。
一瞬、「そもそも、こんな時期に漏電検査をする方が…」とも思いましたが、本番前に気づいてよかったとも言えます。

普段の仕事でもそうですが、焦っていると良い仕事はできませんね。

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