テレビ会議システムの検討をします

当院では、隣の市に分院として、クリニックをかかえております。

そのクリニックで、「情報系でも無線LANを使用したい」という申し出があり、検討をしていました。
(「情報系」とは、電子カルテのネットワークとは完全に切り離した、メールやOfficeソフト使うためのネットワークです)

無線LANの導入は、概ね「導入する」で進んでいるのですが、その中で、ある先生から「この際、テレビ会議を入れよう」という提案がありました。

たしかに、当院ではいろいろな会議があるたびに、分院からも関係者が出席します。片道30分往復1時間です。会議に出席するといえば、基本的にそれなりの役職者なので、移動時に消費する人件費を積算したら、それなりの金額になります。

当然、私もこのことはずっと頭にあって、いつか実現したいと思っていたのですが、先に現場から言われてしまいました…。

さて、テレビ会議については、いろいろな製品が出ているようで、ネットにはいろいろな情報が掲載されています。なじみのベンダーさんからも、いろいろご提案いただいています。

大きく分けると、「テレビ会議システム」と「Web会議システム」とに分かれているようです。最初は、ベンダーさんによって呼び方が違うのかと思っていましたが、どうやら、「テレビ会議システム」は、専用のハードウェアで達成するものが多いようです。一方の、「Web会議システム」とは、回線を含めた、ソフトウェアによるものが多いようです。

これから検討始めるのでまだなんとも言えませんが、当院では、ハードウェアのほうが良いような気がしています。

理由の一つは、「会議のスタイル」です。まだぼんやりとしたイメージなのですが、Web会議システムの方は、複数の拠点が同時参加する使い方に強いようです。当院では、「本院と分院」というように、「2つの拠点間で、1拠点に複数名が参加する」という目的がはっきりしているので、少し違うのかな…と。

もう一つの理由は、「セッティング」です。医療機関は、ITリテラシーの高い人ばかりではありません。本院には、我々のようにシステム管理者が複数名いるので、何かあってもすぐ駆けつけることができるのですが、分院には専門のスタッフがいません。会議システムを設置するたびに、事務の人が呼ばれたのでは、それこそ「お気の毒」という感じです。
「Web会議システム」だと、基本的にPCで使うものが多いようで、カメラを接続したり、PC上で操作が必要だったりするみたいです。
これに対し、ハードウェアとして提供される場合は、シンプルなものが多いように見受けます。設定さえしておけば、簡単な起動操作で使うことができるような…。

検討はこれからなので、進展があったらまたアップします。

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