電子カルテのデータ活用、DWH、BIツール、グループウェア…何を使えば良いのか

久しぶりにデータ活用の話題です。

データ活用のために何らかのプラットフォームを導入して…、と考えているわけですが、難航しています。

どうやって院長の決済を得るか…、ということももちろん重要なのですが、最近困っているのは、どんなプラットフォームを選べば良いか、つまりベンダー選定です。

当初から検討していたDWHベンダー以外に、いくつかのベンダに声をかけたました。

理由は、2つあります。

一つは、交渉相手が1社だけでは、フェアに価格交渉できないこと。

もう一つは、検討しているベンダーさんの製品が、今ひとつ機能が物足りないことです。

DWH、BIツール、グループウェア…何を使えば良いのか

検討していたベンダーさんと具体的な話を詰めていくと、DWHを使って様々なデータの分析ができることはわかりました。

問題は、アウトプットをどのようにエンドユーザーの手に届けるか、その方法です。

ベンダーさんのお話を聞いていると、多くの導入事例では、システム部門や経営企画部門に導入し、そこでアウトプットしたリストや、それを加工したグラフなどを交えた資料を経営サイドに提出する、という仕組みをとっているそうです。

これは、少し思い描いていたイメージと違いました。

私は、多くのユーザーがデータに触れられるような仕組みを想定していました。
いわゆる「ダッシュボード」的な…。
ポータルサイトに、必要な情報があって、それが常に更新される…みたいな。

もちろん、月次の統計資料も必要なのですが…、これは困った。

それからいろいろ調べていくと、製品のジャンルとして「BIツール」というものに行き着きました。

調べてみると、DWHとBIツールのカテゴリは非常に曖昧です。

ザックリ言うと、DWHが様々なデータを一定の形式に整え高速に処理できるようにしたもの、BIツールはデータを処理し気の利いたレポートを作成し共有するためのもの、といった感じでしょうか。

つまりDWHが入力に、BIツールが出力に重点を置いているように思えます。

ところが、DWHと名乗っていてもしっかりしたアウトプットができる製品もあるし、BIツールと名乗っていても高速に複雑な処理ができる製品もあります。


これまでDWHということで市場調査をしていたのですが、BIツールにまで範囲を広げたら、市場には多くの製品が出回っているではありませんか。

さらに、あるベンダーさんに言われたのが、「DWHで出した結果を、グループウェアで共有するのもアリですね」と。

グループウェアとは…、痛いところ突かれました。当院のグループウェア、ホント使い物にならないので…。



最大の課題はもちろん「院長にどうやって認めてもらうか」なのですが、その前にベンダー選定が混沌としてきました。


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