部門システムの周辺機器を揃える

今回の電子カルテの導入に合わせ、各部門のシステムが新しくなることは、何度もこのブログでお伝えしています。
で、いよいよその「部門システム」の購入が具体的になってたのですが、メーカーと契約をする前に、我々電算部門が一仕事します。

各部門システムの見積を精査すると、プリンタなどの汎用的な周辺機器があります。これらの機種を病院の標準に合わせられると、その後に大きなメリットがあります。

【消耗品の管理・調達コストが下げられる】
電子カルテの機器構成として、大量のプリンタを導入します。プリンタ本体もそうなのですが、その消耗品についても、特価を出してもらっています。当院ではCanonのプリンタに統一するのですが、メーカーが違ったり、あるいは機種が違っても、特価は出しにくいでしょう。
また、購買部門でも多くの種類の消耗品を管理しなくて良くなり、また在庫コストの圧縮も可能になります。

【保守をまとめる】
保守契約をまとめてコストダウンすることも可能ですが、当院では電子カルテで導入するプリンタは保守を組みません。
当院では、予備機を用意しておいて、「トラブったらすぐ交換→修理はその妥当性を見極めて」という形を取ります。このような仕組みができるのも「スケールメリット」ということでしょう。部門システムでも、機種が同じで、メーカーが設定方法などの情報を公開してくれるなら、同じ対応が可能になります。

レーザープリンタ以外にも、ラベルプリンタやドキュメントスキャナ、ともするとPCも対象になるかもしれません。

コメント

  1. お疲れ様です。
    保守の件、大変参考になります。
    修理はその妥当性を見極めて、の部分ですが、
    妥当性を判断する基準の様なものはあるのでしょうか?
    当方は基本これまで保守を一括でかけるケースが多かった為
    判断の部分が大変興味が沸いた次第です。
    素人の様な質問をして申し訳ありません。
    お時間のある時にでもご教示いただければと思います。

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    1. ご教示なんてとんでもない、私も日々手探りです。
      というのも、医療機器もIT機器もそうですが、あっという間に時代が変わるので、「この仕組なら当分は…」といかないわけです。たぶんこの点は、ラウールさんのみならず、病院であれば、購買部門や総務部門に関わっている方は皆同じなのではないかと。

      さて、「修理の妥当性」の話です。あくまで個人的な考えですが、やはりなるべく数字、つまりお金に置き換えて判断するしかないのではないかと。
      その取組については、次回の記事でご案内します。

      いつもコメントいただき、ありがとうございます。

      削除

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