ベンダロックインとスイッチングコスト

今回の電子カルテ導入に合わせて、買い替える医療機器がたくさんあります。

現在使用している機器は古いものが多く、そのままでは電子カルテと接続できないということで、オプションをつけたり、バージョンアップをしたり、中には完全に「買い替える」ものもあります。

さて、買い替える時に問題になるのが、「これまで蓄積してきたデータを流用できるか」、「慣れた操作体系を維持できるか」といことです。

いざメーカーを「乗り換える」ということになれば、高額のコンバート費用を要求されたり、新し操作を覚えるのにトレーニング必要になります。具体的なお金や、労力など形はいろいろですが、これを「スイッチングコスト」と言います。

このスイッチングコストが割に合わない、払えない、となると、なかなか他のメーカーに乗り換えることは難しくなります。この状態を「ベンダロックイン」と言います。

今まさに、電子カルテ接続機器の購入検討が大詰めに来ているのですが、つねにスイッチングコストが悩みの種です。

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