音声認識の導入をめぐって

キーボードによる入力作業を軽減するために、ということで早くから「音声入力」の導入が検討されていました。

この「音声入力」をめぐって、どうやって進めたら良いのか、少々混乱しています。

上層部は、電子カルテ導入の障壁の一つとして「データの入力作業が増えること」を懸念しています。そこで、少しでも現場の負担を軽減してあげたいという思いから、積極的に入力補助のツールである、タブレットや音声入力の導入を推奨しています。
ところが、現場サイドは、患者様の前で音声で入力するというのが、「なんか違う…」と思っています。

診察室には、医師以外に、患者様と、状況に応じて看護師や看護補助。そこにもう一人(?)の話し相手ができるわけです。その相手は返事をするわけでもなければ、うなずくわけでもなく。なんか妙な感じになるのでは…、と、現場の皆さんは懸念しているのでしょう。
現場が「買ってほしい」と言っても、経営側がそれをシブるのはよくある話ですが、今回はその逆といわけです。

さて、我が電算部門としてはもう一つ悩ましい問題が。
音声入力については、前述したとおり、上層部はむしろ採用したいと思っています。ただ、もちろんタダではないわけで、台数が多ければ、莫大な金額になります。簡単に、「これ、ほしい人、手あげて~」なんて聞いて、「とりあえずもらっとけ」みたいになったら、大変な台数になるのではないかと。
具体的な額は書けませんが、ホントにいいお値段なんです。

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