温度板に書くか、直接入力するか
今日は、病棟の話です。
このブログをご覧になって、「病棟のPC、こうやってやりくりしてます」という方がいらっしゃったら、情報をお寄せください。
当院では、今も紙の温度板があります。一応、看護支援システムは入っているのですが、温度板は残っているのだそうです。
それがなぜかは私の知るところではありませんが、今回の電子カルテ導入でこの温度版もなくなるだろうと思っていました。
ところがここに来て、「温度板」を残すという話が出てきました。
膨れ上がった端末台数も問題なのですが、どうやら一部に、「紙で情報収集してまとめて入力したほうが早い」とい意見があるそうです。
たしかに、そう言われるとそんな気もしてきます。
気になって、他の病院で働いている、現役の看護師にいろいろと意見を聞いてみました。
- A病院:全てPCに直接入力。
- B病院:全てPCに直接入力。
- C病院:病棟によって、PC直接入力と、紙で情報収集→その後入力を使い分けている。
- D病院:全てPCに直接入力。なお、点滴などの3点チェックはハンディ端末を使用。
- E病院:全てPCに直接入力。
話を聞いた病院の看護基準はいずれも7:1です。
B病院は一部紙を使っているとのことですが、その理由は、設計の古い病棟で病室・廊下が狭く、ワゴンの置き場に困るからだそうです。もちろん、新しい病棟では物理的な問題がないので、ベッドサイドで快適に入力作業をしているそうです。
さらに個別の意見。
- 紙で情報収集して後で入力する同僚がいるが、そういう人はたいてい遅くまで仕事をしている。
- 病院が(ノートPCの)劣化したバッテリを買い換えてくれないので、PCの駆動時間が短くなり、バッテリ切れの後は紙でやっている。
- 患者に質問を受けても、(以前は)ステーションに帰ったり、医師を捕まえなければならなかったが、今はベットサイドで答えられるので便利。
総合すると、日勤の看護師には1人1台というのが基本のようで、むしろ台数が足らずに入力待ちを作ってしまうことのほうが効率を落としてしまうようです。
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