カルテはペーパーレスになっても、オーダリングは…

電子カルテ導入にともない、大量のプリンタが導入されます。で、私はこの機種選定の仕事をすることになりました。

「電子カルテ=ペーパーレス」と思っている方も多いかもしれませんが、少なくとも私の経験では、ペーパーレスとは程遠いです。
医療業界の方は御存知ですが、医師は、患者様に注射や検査が必要だと判断すれば、その都度「指示箋」を書いて、看護師や検査技師に指示をします。その指示を紙の指示箋から、コンピュータに置き換えると「オーダリング(システム)」となるわけです。

オーダリングでは、医師は指示をPCで入力し、指示を受ける看護師や技師は同じくPCで指示を確認します。
放射線科など、オーダーが予め各技師に振られて、検査の流れがはっきりしている場合は、画面だけで処理することは可能です。一方、看護師はの場合は、採血や、注射、処置など、一定の場所に留まっていません。現実的にはオーダーはその都度プリントアウトし、それを手に処置や検査をすることになります。

結局、その分のプリンタが必要になります。当院では、いまのところ70~80台のプリンタが新規に導入される予定です。

じつは、プリンタの機種選定は既に決まっていたのですが、その機種がモデルサイクルの中で微妙なタイミングであることがわかり、「見なおしたほうが良いのでは」と提案したら、私の仕事になってしまいました。
よくある「言い出しっぺの仕事になる」というやつですね。

プリンタは、導入後の保守や消耗品でトータルコストが大きく変動します。それがこの台数なのだから、決してどうでも良い仕事ではありません。長年にわたって、「このプリンタにしてよかった」と思われる仕事をしたいと思います。

コメント

このブログの人気の投稿

GoogleのAutoDraw、ピクトグラム作成に使えそう

旧字体や外字は使用できません

患者さんの視線とサインの高さ