XMLでMWMを代替えする

以前に内視鏡画像の取り込み方法という記事を書かせていただきました。

内視鏡の画像をデジタル化するにあたり、

  • DICOMにしてPACS管理
  • 専用サーバーを立ててJPEGで保存
の2通りを考えていました。この時は、情報が少なく、漠然と「PACS管理のほうが、専用サーバーを立てるより安くあがる」とか、「でも、JPEGの方がDICOMより軽くて取り回しがいい」くらいの認識でした。
ちなみに、PACSの方が安いのは、既にPACSが稼働しているからであって、新規にPACSを組むなら、それこそとんでもない金額になります。

さて、その後いろいろ情報収集していると、いろいろなことがわかってきました。
元がJPEGだからなのか、DICOMにしても容量はそんなに変わらないということ。内相メーカーのオリンパスさんに聞いたら、JPEGで900KB/枚くらいで、そこにタグ情報をつけるだけなのでDICOMにしても1MBを超えないとのことでした。

で、今日わかったのは、オーダーデータの受け渡しについてです。MWMとは、簡単に言うとオーダー情報や、患者様の属性(名前や生年月日など)を、医療機器に渡すための仕組みです(合っているかどうか自信がないので、気になる方はお調べください)。MWMで接続するには、DICOMでやりとりすることが前提(MWMはDICOMの規格の一部とのこと)なので、JPEGで渡す場合は、オーダー情報を渡すことはあきらめなければならないと考えていました。

ところが、今日打ち合わせさせた内視鏡画像サーバーのメーカーさんに聞いたら、XMLでオーダー情報や患者様の属性を渡すのだと。XMLとはWebサイトなどでも使われる言語で、医療に特化したものではありません。
当院の内視鏡室には専属の技師がいないので、オーダーの入力や、まちがえて修正するときはやっかいなのでは、と思っていました。そこで、オートマチックにオーダー情報が渡れば入力ミスも少なくなるし、属性情報が渡れば患者様の取り違えのリスクヘッジにもなるので、MWM接続は必須と考えていました。
選択肢が増えたことでフェアな機器選定ができそうです。

それと、電子カルテ関係の記事には「電子カルテ」ラベルをつけることにしました。


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