看護支援システムの難しさ、「標準化」

当院では既に看護支援システムが稼働していますが、今回の電子カルテ導入で、電子カルテメーカーのシステムに移行することになっています。
「移行する」と言っても、コトは単純ではないわけで…、書籍「看護管理としての看護情報支援システムの構築と運用」で、少しだけ勉強してみました。



この書籍は、岐阜大学医学部附属病院で看護情報支援システムを構築していく過程が綴られています。見事なまでに情報が体系化されていて、読みながらずっと「これ、本当に看護師が書いた本なのか…」と思っていました。損益分岐点の話とかUMLとか、経営の視点や、SEが使う専門用語が随所に出てきます。読み終わって改めてまえがきを読んだら、著者の五島光子さんは看護師でありながら、産能大学情報経営学部情報経営学科を出ている超ツワモノでした。

で、この書籍を読んで、本当に看護という仕事はシステム化しにくいものだと思いました。
システムを組む、プログラムを組むということは、ざっくり言えば「ユーザーが次に何をするか、選択肢を全て用意しておく」ということだと思います。
例えば銀行のATMでは、できることがメニューに表示されています。いくつかの階層を経て、かならず目的にたどり着きます。逆に、メニューにないものはATMではできないということです。ユーザーの動作を体系立ててメニューに仕込んでおくわけです。
もちろん、看護という仕事だって、システム化するとなれば、すべての選択肢を洗い出して整理しなければなりません。その「整理」がATMとは比べものにならないことは、看護の仕事に関わったことがない人でも容易に想像できると思います。
そして、洗いだした後には、それを標準化しなければなりません。病棟や診療科によって違う用語や、ちょっとした言い回し「装着する」、「はめる」、「着用する」(書籍より)を全てと統一します。
この書籍を読んでいるだけでも、気が遠くなります。

さて、当院の話に戻ります。
最初にも書きましたが、当院では既に看護支援システムが稼働しており、問題はこれまで蓄積したデータをどう移行するかです。
まだ正確な見積が出ていないのですが、データを抽出する現行メーカー、データを取り込む新メーカー双方に、莫大な費用がかかるらしいです。というか、メーカーにしてみれば高い見積もりを出して、「いっそあきらめてくれれば」くらいに思っているのではないかと勘ぐってしまいます。
こんな時、なにかしらの統一規格がないものか。
一方で、この「標準化」については、NANDAやNOC、NICなど、すでに世に出ている規格があります。これらの規格については、正直なところ、名前を聞いたことがあるくらいで、その有効性についてはしっかり勉強したことがありませんでした。実績のあるこれらの規格に沿って整えたらどうかと考えて、看護部に相談しました。

さすがに専門家はよく知っていました。これらの規格を使いこなすまでには、それこそ本格的な教育が必要になるそうです。全看護師に導入教育をして、それが馴染むまでには、それこそ年単位の時間が必要なんだとか。

もっと勉強して、よりよりシステムを構築したいと思います。

コメント

  1. 私は今しばらくブログサイトにいましたが、今日は私も被害者だったので、自分の話を共有すべきだと感じました。私は6年間HIVに感染していましたが、治療法が得られるとは思っていなかったので、2年間の関係で別れた後も結婚するはずだった男性と結婚することができなくなりました。彼は私がHIV陽性だったことを知りました。だから私は誰かを治療したブログサイトのDr. Ituaについて知り、その人は彼女がどのように治癒したのか、彼女の連絡先の詳細を話した、私はDr.私の負担が完全に終わったのも彼の漢方薬を使用しました。私の息子はすぐに2になり、私は神に感謝し、彼の薬にも感謝します。次の病気を治すことができます。アルツハイマー病、ベーチェット病、クローン病、パーキンソン病、統合失調症、肺がん、乳がん、コロ-直腸がん、血液がん、前立腺がん、siva。致命的な家族性不眠症第V因子ライデン変異、てんかんデュピュイトラン病、線維形成性小細胞腫瘍側Sc、線維筋痛、フルオロキノロン毒性
    症候群線維化異形成症進行強皮症、発作、アルツハイマー病、副腎皮質癌。喘息、アレルギー性疾患。Hiv_エイズ、ヘルペ、Copd、緑内障、白内障、黄斑変性、心血管疾患、肺疾患、肺炎
    認知症、ループス。
    、クッシング病、心不全、多発性硬化症、高血圧、結腸直腸がん、ライム病、血液がん、脳がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、HIV、ヘルペス、B型肝炎、肝炎症、糖尿病、子宮筋腫、Get Your Ex戻る、もしあれば(drituaherbalcenter@gmail.com Or Whatsapp Number。+ 2348149277967で彼に連絡してください)彼はまた、いくつかの結婚の問題を処理する方法についてアドバイスすることができます。彼はいい人です。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

GoogleのAutoDraw、ピクトグラム作成に使えそう

旧字体や外字は使用できません

患者さんの視線とサインの高さ